「アウトランダーPHEV」と「デリカ D:5」でさらにアウトドアを遊び尽くす東京オートサロン2016

三菱自動車は「東京オートサロン2016」で、アウトドア用品の「ギア感」や、オートキャンプを楽しめるカスタマイズを施した「アウトランダーPHEV」と「デリカ D:5」を展示し、活動的なカーライフを提案する。

» 2016年01月07日 17時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 三菱自動車は2016年1月7日、カスタムカーの展示会「東京オートサロン2016」(2016年1月15〜17日、幕張メッセ)に、アウトドアのレジャーやオートキャンプを楽しむカスタマイズを施した「アウトランダーPHEV」と「デリカ D:5」を出展すると発表した。カスタマイズにより両モデルの個性を引き立てるとともに、カーライフの楽しさをカスタマイズによって広げていくことを提案する。

 「自分らしく、アクティブに遊び尽くそう」をテーマに「OUTDOOR GEAR Concept」と「ACTIVE CAMPER Concept」の2つのコンセプトのカスタマイズを施した。

 OUTDOOR GEAR Conceptは、アウトドア用品の「ギア感」(道具らしさ)を表現する。ボディカラーはつや消しのパールホワイトで、前後のバンパーやサイドガーニッシュ、フォグランプベゼル、アルミホイールのリムにはアクセントとしてオレンジを配色した。

ギア感のアウトランダーPHEVギア感のデリカ D:5 「ギア感」を演出した「OUTDOOR GEAR Concept」の「アウトランダーPHEV」(左)と「デリカ D:5」(右) (クリックして拡大) 出典:三菱自動車

 OUTDOOR GEAR ConcepのアウトランダーPHEVは、20インチのハイパフォーマンスタイヤと15フィンスポークタイプのアルミホイールを装着。また自転車を積めるルーフキャリアやテールゲートスポイラーも搭載した。

 また、OUTDOOR GEAR Concepのデリカ D:5は、カーボン調のフロントバンパーカバーや純正のアンダーガードバーを装着した。16インチのオールラウンドタイヤとアルミホイールも採用している。

 一方、ACTIVE CAMPER Conceptは、自動車を使ったキャンプ(オートキャンプ)でアウトランダーPHEVとデリカ D:5のそれぞれの特徴を生かすカスタマイズとなっている。

 アウトランダーPHEVは最大出力1500Wの給電機能を活用し、1人の時間を楽しむための家電製品を配置。運転席背面のテーブルや後部座席のコンセント付きテーブル、後部座席のベッドと組み合わせて利便性の高いパーソナルな居住空間を実現。デリカ D:5は、後部座席の格納式テーブルやソファベッド、カーテンを活用して快適で居心地の良い空間を演出したという。

キャンプなアウトランダーPHEVキャンプなデリカ D:5 キャンプ向けに居住空間の快適さを追求した「ACTIVE CAMPER Concept」の「アウトランダーPHEV」(左)と「デリカ D:5」(右) (クリックして拡大) 出典:三菱自動車

 エクステリアは艶消しシルバーのボディカラーで、アクセントとなるモノトーンのカモフラージュ柄で遊び心を表現している。ACTIVE CAMPER ConceptのアウトランダーPHEVは、純正のスタイリングパッケージとテールゲートスポイラーの他、20インチのハイパフォーマンスタイヤとクロスメッシュタイプのアルミホイールを採用。低車高と乗り心地を両立する車高調整しきサスペンションや、外観に合わせたルーフボックスも装着した。

 ACTIVE CAMPER Conceptのデリカ D:5は、エクステリアのカスタマイズとしてスポーティーグリル、リアディフレクター、20インチのハイパフォーマンスタイヤと15フィンスポークタイプのアルミホイールを採用した。フロントとリアのアンダーガードバーでタフさを強調するとともに、ヘビーデューティーキャリアとリアラダーも装着している。

 クロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」(2015年10月22〜24日、ポルトガルで開催)で走行した、アウトランダーPHEVの参戦車両のレプリカも展示する。

ラリーカー仕様の「アウトランダーPHEV」 ラリーカー仕様の「アウトランダーPHEV」 (クリックして拡大) 出典:三菱自動車

 参戦車両はラリー向けに操縦安定性を高めるため、前後のトレッドを拡大して専用のフェンダーを採用している。また、最低地上高を上げ、サスペンションストロークを延長するとともに、ラリー専用の大径タイヤを装着して走破性を高めている。

 参戦車両のプラグインハイブリッドシステムは主要な部品に量産品を採用しているが、制御はラリー向けだ。容量を拡大した駆動用バッテリーを搭載し、前後輪の駆動用モーターの高出力化やエンジンの高回転化、ジェネレーターの発電量拡大を図ることにより性能を向上している。さらに参戦車両は四輪駆動や車両運動統合制御システムの制御を変更してトラクション性能を強化し、走破性を引き上げている。

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