「N-ONE」がピックアップトラック、「S660」がクラシックカーに変身東京オートサロン2016(2/2 ページ)

» 2016年01月18日 06時00分 公開
[齊藤由希MONOist]
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先進的でシャープなデザインは誰にでも似合う訳じゃない

 S660は、クラシックカーを思わせるデザインの「S660 Neo Classic Concept」に変身した。古着をはじめレトロなものを好む若者に似合うクルマをコンセプトとしている。

 スポーツカーに限らずシャープさを強調した外観のクルマが多い中、デザイン発案者がレトロさに重点を置いたのは「先進的でシャープなデザインが街やヒトに馴染んでいないと感じた」のがきっかけだった。

軽スポーツオープンカー「S660」「S660」をレトロなデザインに変更した「S660 Neo Classic Concept」 軽スポーツオープンカー「S660」(左)と「S660」をレトロなデザインに変更した「S660 Neo Classic Concept」(右) (クリックして拡大) 出典:ホンダ

 「クルマは大都会を舞台にしたようなスタイリッシュなプロモーション映像が製作されるが、そういった状況は日常生活の風景とは懸け離れている。本当に日常に似合った、ファッションの一部として馴染むクルマを作りたいと思った」(デザイン発案者)という。

 S660 Neo Classic Conceptは、シンプルでクラシックな外観を目指してデザインした。サイドミラーや丸目のヘッドランプ、フロントとリアのHONDAのロゴがレトロな印象を与える。内装は、ベースのS660からインストルメントパネルを硬い質感に置き換えたほか、シートやサイドパネルをキャメル色のレザーに変更した。「試作車両とほぼ同じデザインで量産できる」(同)としている。

「S660 Neo Classic Concept」は内装もベースの「S660」から変更している 「S660 Neo Classic Concept」は内装もベースの「S660」から変更している (クリックして拡大)
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