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» 2016年01月21日 10時00分 UPDATE

2016年10月に開催!:近未来を映し出す鏡――進化を続けるCEATEC JAPANに迫る

[PR/MONOist]
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 CEATECは、近未来を映し出す鏡――。

 毎年秋に、開催されるIT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN」(シーテック・ジャパン)。1958年からの歴史を誇る「エレクトロニクスショー」と、1972年に始まったデータショウなどの流れをくむ「COM JAPAN」の2大展示会が2000年に統合され、始まった。

tt160121CEATEC001.jpg 2000年代、CEATECの主役は、薄型ディスプレイなど“デジタル家電”だった(CEATEC JAPAN 2005より)

 この国内IT・エレクトロニクス業界のイベントとして最大級の開催規模を誇るCEATEC JAPANといえば、テレビに代表される“AV家電”のイメージを持つ人が多いだろう。それも、そのはずだ。CEATEC JAPANが始まった2000年当時は、BSデジタル放送の開始が目前に迫り、液晶やプラズマディスプレイを用いた薄型テレビの普及が始まりつつあった時期。それ以後も、地上デジタル放送への移行(2003年〜2011年)などを追い風に、デジタル家電の需要が急拡大を続け、次々と先端テクノロジーを備えた新しいデジタル家電が開発されてきた。そうした中で、CEATEC JAPANは、最先端のデジタル家電が集結する場となり、一般消費者からも注目を集める大きなイベントとして成長していった。

 ただ、ご存じの通り、2011年の地上アナログ放送停波を境に国内のデジタル家電需要は大きく減少。また、このころまでには、“液晶 VS プラズマ”などの争いも決着し、デジタル家電における技術革新は一段落した。それに伴い2010年代に入ると、デジタル家電イベントとしてのCEATEC JAPANの注目度は次第に低下していった――。

他産業とも融合した総合展示会へ進化

 ただ、注目度が低下したのは、“デジタル家電のイベント”としての要素だけだ。CEATEC JAPANは2010年代に入り、IT・エレクトロニクス業界にとってのデジタル家電の次の成長分野へとかじを切り、進化してきた。

 2010年以降、CEATEC JAPANがテーマとして掲げてきたのは、“他産業との融合”だ。IT・エレクトロニクス技術の応用範囲を、業界の外へと広げる動きだ。それまで、PCや携帯電話機、デジタル家電を生み出してきた技術が、さまざまな産業/業種でより強く求められるようになったからだ。

tt160121CEATEC002.jpg 2010年ごろからは、IT・エレクトロニクス産業以外からの参加が増え、自動車メーカーがCEATEC JAPANでコンセプトカーなどを展示するケースが増加(CEATEC JAPAN 2012より)

 最も代表的なものが、クルマだ。ハイブリッド車/電気自動車など、今やクルマの進化にエレクトロニクスは欠かせない。先進運転支援システム、強いては、自動走行車の実現に向けて、IT・エレクトロニクス技術の重要度がさらに増すことは間違いない。

 ウェアラブル機器も他産業との融合の象徴だろう。時計やメガネ、衣料品などとIT・エレクトロニクスが融合したことで、新たな価値が生まれている。さらに、流通業や観光業、農業、漁業など多種多様な産業でウェアラブル機器やスマートフォンなどを活用して、新しいサービス、新しいビジネスがいくつも生まれつつある状況だ。

 CEATEC JAPANは2010年ごろから、積極的に他産業、他分野との融合を図り、こうしたIT・エレクトロニクスの応用範囲拡大をけん引してきた。CEATEC JAPAN会場には、IT・エレクトロニクス関連企業以外にも大手自動車/電装品メーカーや医療機器メーカーなどがブースを構え、それぞれの最先端製品や技術を紹介するようになり、IT・エレクトロニクス業界の展示会から、“IT・エレクトロニクスに関わる幅広い総合展”へと進化を遂げたのだ。

他産業との融合の先にある「CPS/IoT」

 そして、第1回から15年が経過した2015年の「CEATEC JAPAN 2015」では、他産業との融合の先にある新しいテーマを掲げた。そのテーマとは、『サイバーフィジカルシステム(CPS)/モノのインターネット(IoT)』だ。

tt160121CEATEC003.jpg CEATEC JAPANがフォーカスするテクノロジーの変遷 (2015年10月6日 CEATEC JAPAN 2015記者会見より)

 IT・エレクトロニクスと融合し、スマート化されたモノは、互いにネットワークでつながり、さらに新しい価値を生み出そうとしている。特に日本国内では、CPS/IoTへの積極投資が期待されている状況だ。2020年に迫った東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、新たなインフラ整備を行う中で、CPS/IoTの積極活用が見込まれているからだ。既に多くの企業が2020年をターゲットにCPS/IoTを活用した技術やサービスの開発に着手している。

 CEATEC JAPAN 2015では、そうしたCPS/IoTを活用した最先端の技術やサービスが集まり、2020年の社会システムや生活スタイルの一部がうかがえるイベントとなった。

 その象徴となったのが、CPS/IoTを活用した技術やサービスを集中的に紹介した特別企画展示「NEXTストリート」だ。同エリアでは、「観光」「流通」「インフラ維持管理」「地域活性化」といったシーン別に、最先端のCPS/IoT利活用事例の展示が行われた。

 例えば、「観光」では、近畿日本ツーリストが出展し、スマートグラスを使用した「スマートツーリズム」を体感できるデモを実施した。スマートツーリズムとは、スマートグラスの拡張現実(AR)機能を使用し、現存しない歴史的建造物などを仮想的に再現し、可視化するもの。皇居/江戸城を巡る観光ツアーなど2015年1月から、同社が実施している観光ツアーで導入され、好評を博しているという。

tt160121CEATEC004.jpgtt160121CEATEC005.jpg 近畿日本ツーリストブース。スマートグラスを使用した「スマートツーリズム」をデモ。現実世界と重ね合わせて、スマートグラスに表示される過去の風景を楽しめる
tt160121CEATEC006.jpg 楽天ブースで展示されたデモのようす。スマートフォン(写真右下)のカメラをかざすと、ネット通販サイトでのその商品の売れ具合がアニメーションの行列で表現される(写真上のディスプレイは、スマートフォンでの表示を映している)

 流通分野では、インターネットショッピングモールを運営する楽天が登場。現実店舗の商品に、スマートフォンをかざすことで、インターネットショッピングモール上での売れ行きや口コミといったデータを表示させるCPSを活用したサービスの例を実際にデモした。

 近畿日本ツーリスト、楽天という社名からも、CEATEC JAPANがいかにさまざまな産業と融合した総合展であるか、うかがえるだろう。一方で、IT・エレクトロニクスメーカーも、当然ながら熱を帯びたCPS/IoT関連展示を繰り広げた。視線で家電を制御できるクラウド連携型スマートグラスや、遠隔に触覚情報をリアルタイムで伝送するシステムなどIoTを具現化した数々のデモが行われた。また、IoTや自動運転の実現に向けたキーデバイスであるセンサー関連展示も目立ち、風センサーやまばたきセンサーなどこれまでにないユニークなセンサーも登場した。その他、ドローンやロボット型電話機、全自動洗濯物折り畳み機など、近未来的なシステムも公開され、話題となった。

展示会を魅せる多彩な企画

 こうした多種多様な技術、製品が一堂に会するCEATEC JAPANでは、それらの技術/製品をより分かりやすく楽しめるよう、さまざまな企画が行われている点も大きな特徴だ。

「CEATEC AWARD」

 まず、出展製品/技術の中から、特に優れたイノベーションを達成した製品/技術を表彰する「CEATEC AWARD」がある。毎年恒例となっているイベントであり、アワード受賞製品/技術を中心に、展示会を見学する来場者も多い。CEATEC JAPAN 2015では、総務大臣賞、経済産業大臣賞の他、「ライフスタイル」「ソーシャル」「テクノロジー」「グリーン」という4つの部門賞(各グランプリ1点/準グランプリ1〜2点)などを選出、表彰された。

技術者交流ガイドツアー

 展示ブースをガイドツアー形式で訪問し、出展者、来場者間の交流や展示物への理解を深めるイベント「CEATEC 技術者交流ガイドツアー」も2014年に引き続き、CEATEC JAPAN 2015で行われた。2015年の技術者交流ガイドツアーは、「CPS/IoT」をはじめ、「モビリティ/ロボット」「ウェアラブル」という3つの注目テーマで実施された。

 ツアー実施前に、各テーマに精通する専門家を講師に迎えたセミナーを開催。各テーマのテクノロジートレンドや将来展望をセミナーでおさえた上で、展示ブースを訪問するツアーへと出発する構成となった。ツアーの案内役は、専門メディアの編集記者を起用。各ブースでは、ブース説明員による製品/技術紹介にとどまらず、案内役が編集記者目線での技術的質問を行ったり、専門家が技術的解説を行ったり、さらにはツアー参加者自らが説明員に疑問を投げ掛けたり、と活発な交流が行われた。

tt160121CEATEC007.jpg 計300人以上が参加した「CEATEC 技術者交流ガイドツアー」

 合計300人程度に上ったツアー参加者からは、「ガイド付きのツアーで、より展示物や出展社の理解が進んだ」や「普段はあまり訪問することのないベンチャー企業や大学・研究機関の小さなブースも見学でき貴重な機会になったといった声が聞かれるなど好評だったという。

次世代エンジニア育成も

tt160121CEATEC008.jpg 学生を対象にした「次世代技術者ガイドツアー」

 また、ガイドツアー企画としては、土曜日となる開催最終日に、IT・エレクトロニクス業界の次代を担う学生を対象にした「次世代技術者ガイドツアー」が初めて催された。

 次世代技術者ガイドツアーのコンセプトは、CEATEC JAPANを通じて、学生にIT・エレクトロニクス業界や業界で働くエンジニアの魅力を知ってもらうこと。当日は、定員(30人×2回)を超える多くの学生が参加。各ブースの若手エンジニアらが最先端のテクノロジーやその開発秘話や苦労話を学生に直接説明。学生からも技術的な質問や、仕事のやりがいなどに関する質問が積極的に寄せられるなど、充実した業界研究ツアーとなった。

 ガイドツアー以外にも、CEATEC JAPANから最先端のIoT利活用事例を発信すべくハッカソンが催されたり、ロボットコンテストなども行われたりし、大いに会場を盛り上げた。

注目再び――1日当たりの来場者が1割増

 こうした充実した展示やさまざまな特別企画が展開されたCEATEC JAPAN 2015。総来場者こそ、多くの一般消費者が訪れたデジタル家電絶頂期の2000年代半ばには及ばないが、4日間の登録来場者数は13万人以上に達した。前年(2014年開催)と比べ、1日当たりの来場者数は10%も増加し、CEATEC JAPANへの関心度は着実に高まっている。

tt160121CEATEC009.jpg 多くの来場者が詰めかけたCEATEC JAPAN 2015会場

 CEATEC JAPANへの関心度の高さを象徴するのは来場者の数だけではない。来場するメディア数だ。CEATEC JAPAN 2015には1000人を超えるメディア関係者が国内外から集結。100社近いメディアがCEATEC JAPAN 2015を取り上げ報道した。加えて、開催前後にCEATEC JAPAN特集を企画し、大々的に報じるメディアも少なくない。例えば、アイティメディアの運営するEE Times Japan/EDN Japan/MONOistの3メディアは、CEATEC開幕1カ月前から「CEATEC 特集サイト」を開設し、出展各社の見どころを掲載した他、CEATECレポート記事として50本以上の記事掲載を行っている。

 こうした展示会場外への情報発信力の高さもCEATEC JAPANの大きな魅力といえるだろう。

盛り上がりが見込まれる2016年開催の準備始まる

 2016年は10月4日(火曜日)から7日(金曜日)の4日間の会期で「CEATEC JAPAN 2016」が開催される。2016年は、CEATEC JAPANがテーマに掲げる「CPS/IoT」の実現に向けた技術革新の速度が、2015年以上に速まることが確実視されている。当然ながら、CEATEC JAPAN 2016も2015年以上に注目を集め、大いに盛り上がることになるだろう。常に新しいトレンド、テクノロジーを先取りし“近未来を映し出す鏡”として、国内外に発信し続けてきたCEATEC JAPAN。2016年2月中旬には出展申し込み受け付けが始まる予定で、早くも開催に向けた準備が進められている。

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提供:一般社団法人日本エレクトロニクスショー協会
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2016年2月20日