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» 2016年01月22日 12時00分 UPDATE

オートモーティブワールド2016:LEDヘッドランプの高度な制御技術の開発を支援、オン・セミコンダクター

オン・セミコンダクターは、「オートモーティブワールド2016」において、対向車の位置に合わせてLEDヘッドランプを部分的に消灯する「スマートヘッドライトソリューション」を出展した。複数のLED素子を個別に点灯/消灯させる「LEDピクセルコントローラー」は2016年内にも量産を開始する。

[齊藤由希,MONOist]

 オン・セミコンダクターは、「オートモーティブワールド2016」(2016年1月13〜15日、東京ビッグサイト)内の「第8回国際カーエレクトロニクス技術展」において、対向車の位置に合わせてLEDヘッドランプを部分的に消灯する「スマートヘッドライトソリューション」を出展した。複数のLED素子を個別に点灯/消灯させる「LEDピクセルコントローラー」は2016年内にも量産を開始する。

デモ1デモ2デモ3 説明員が手に持ったライトの位置をCMOSセンサーで検知し、それに合わせてLED素子を消灯させるデモンストレーション (クリックして拡大)

 夜間の運転には視認性を向上するハイビームが不可欠だ。しかし、対向車のドライバーがハイビームのまぶしさで幻惑されてしまうため、対向車の通行に合わせてロービームに切り替える必要がある。

 今回出展したスマートヘッドライトソリューションでは、12個のLED素子を使用し、CMOSセンサーで検知した対向車のヘッドランプを模擬したライトの位置に合わせて消灯範囲を制御する様子をデモンストレーションを通して紹介した。

 スマートヘッドライトソリューションは、LED素子の点灯/消灯を個別に制御するLEDピクセルコントローラーと、個々のLED素子の点灯/消灯によって電圧が変動する中でもLED素子を均一に発光させる高出力LEDドライバICで構成している。これらに加えて、対向車のヘッドランプを検知するHDR CMOSイメージセンサーも同社から提供可能だ。

 対向車の位置に合わせてLEDヘッドランプを制御する技術は、量産車にも搭載され始めている。同社のソリューションの強みは、LEDの素子の数や配列に合わせて柔軟に設計を変更できる点だ。「LEDヘッドランプで照らす範囲を、4つくらいに大まかに区切るシステムもあれば、対象の形に合わせて消灯するような細かい制御もあるかもしれない。どちらでも開発しやすくすることに重点を置いている」(オン・セミコンダクターの説明員)という。LEDの配列の増減に対応しやすくした高出力LEDドライバICの次世代製品も間もなくリリースする予定だ。

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