FPGA上でソフトコアCPUを動かす手引きMAX 10 FPGAで学ぶFPGA開発入門(6)(3/7 ページ)

» 2016年01月26日 09時00分 公開
[大原 雄介MONOist]

 まずは生成されたnios_setup.qipをプロジェクトに追加してやる必要がある。これは「Project」→「Add/Remove Files in Project..."でnios_setup.qipを指定してやると(Photo15)、ファイル一覧に追加されたのが確認できる(Photo16)。

Photo15:ちなみに標準だと右下にあるファイル名のフィルターが"Design Files"(.tdf/.vhd/.v/...)になっているので、ここを"IP Variation Files"に切り替えないと見つからない Photo15:ちなみに標準だと右下にあるファイル名のフィルターが"Design Files"(.tdf/.vhd/.v/...)になっているので、ここを"IP Variation Files"に切り替えないと見つからない
Photo16:一番上にnios_setup.qipが追加されているのが分かる Photo16:一番上にnios_setup.qipが追加されているのが分かる

 以上で、Quartus II側の作業は(おおむね)終了である。後は「Processing」→「Start Compilation」を選んで、FPGA側の全コンパイルをかける。問題がなければ正常にコンパイルが完了した旨が表示されるので(Photo17)、「Tool」→「Programmer」でProgrammerを起動し(Photo18)、「Add File...」で作成したsofファイルを指定して(Photo19)から「Start」ボタンを押す。手順を間違えてなければ、無事に完了するはずだ(Photo20)。

Photo17:Warningがいろいろ出ているが、取りあえず、無視して構わない Photo17:左下のウィンドウにWarningがいろいろ出ているが、取りあえず無視して構わない
Photo18:初回はこの後"Auto Detect"を押してUSB Blasterを認識させる必要がある Photo18:初回はこの後"Auto Detect"を押してUSB Blasterを認識させる必要がある
Photo19:生成したイメージはoutput_filesフォルダに生成されている。ちなみに.sofはRAMに書き込むイメージ、.pofはフラッシュメモリに書き込むイメージだが、今回はRAMに直接書き込みということで.sofの方を選択する Photo19:生成したイメージはoutput_filesフォルダに生成されている。ちなみに.sofはRAMに書き込むイメージ、.pofはフラッシュメモリに書き込むイメージだが、今回はRAMに直接書き込みということで.sofの方を選択する
Photo20:書き込みが終了すると右上のProgress Barが緑で示される Photo20:書き込みが終了すると右上のProgress Barが緑で示される

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