5種類の計測機能を統合した計測器の新バージョンを発表FAニュース

日本ナショナルインスツルメンツは、5種類の計測機能を1つのデバイスに統合した「VirtualBench」の新バージョン「VB-8034」を発表した。ベンチトップ型のテスト装置を必要とする技術者に、さまざまな機能を提供するという。

» 2016年02月08日 07時00分 公開
[MONOist]

 日本ナショナルインスツルメンツは2016年1月28日、ソフトウェアベースのオールインワン計測器「VirtualBench」の新バージョン「VB-8034」を発表した。ベンチトップ型のテスト装置を必要とする技術者に、さまざまな機能を提供するという。

 VirtualBenchは、ミックスドシグナルオシロスコープ、関数発生器、デジタルマルチメータ、プログラマブルDC電源、デジタルI/Oを搭載している。これら5種類の計測機能を1つのデバイスに統合したことで、従来複数台の計測器を必要としていた計測システムを1台で可能にした。

 新バージョンのVB-8034は、帯域幅を350MHzに、アナログチャンネル数を4チャンネルに拡張。Ethernet接続により分散型計測にも対応し、新規に開発したシステムや自動テストシステムの性能評価、デバッグ向けの機能を備えた。

 プログラマブルDC電源では、6V出力のチャンネルで最大3A、±25Vのチャンネルで最大1Aの電力量に対応できる。5種類の計測機能を1つの画面で確認できるほか、大画面での表示にも対応するなど、利便性も向上した。

 価格は82万8000円(税別)。システム開発ソフトウェア「NI LabVIEW」とシームレスな統合が可能となっている。

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