半導体新製造棟の建設に備え、四日市工場の敷地を拡張工場ニュース

東芝は、需要拡大が見込まれる3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」新製造棟の建設に備え、四日市工場の隣接地取得を決定した。取得面積は約15万平方メートル、取得費用は約30億円となる予定だ。

» 2016年02月17日 07時00分 公開
[MONOist]

 東芝は2016年2月2日、3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」製造棟の建設に備え、四日市工場(三重県四日市市)の隣接地取得を決定したと発表した。

 フラッシュメモリは、スマートフォンなどで多く使われており、今後も需要拡大が見込まれる。将来のさらなる需要拡大に対応するため、新たに3次元専用工程の製造棟を建設する必要があるが、既存敷地内には新規に建屋を建設するスペースが確保できず、今回工場隣接地を取得することが決定した。これにより、2次元NAND型フラッシュメモリから3次元フラッシュメモリBiCS FLASHへの切り替えが必要になった際も、建屋を速やかに建設できる。

 四日市工場の東側と北側の土地が取得対象となり、取得面積は約15万m2、取得費用は約30億円を予定している。2016年度末には造成を完了する見込みだ。

 

 なお、新しい製造棟の建設時期、生産能力、生産設備への投資などについては、2016年度中に決定する予定だという。

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.