ルネサス「Synergy」に「IAR Embedded Workbench」が統合

IARシステムズがルネサス「Renesas Synergyプラットフォーム」に向け、同社統合開発環境「IAR Embedded Workbench」を「EWARM-RS」の名称で提供する。

» 2016年02月24日 13時57分 公開
[渡邊宏MONOist]

 IARシステムズは2016年2月24日、ルネサス エレクトロニクスのIoT機器向け設計基盤「Renesas Synergyプラットフォーム」に向け、同社統合開発環境「IAR Embedded Workbench」を「EWARM-RS」の名称で提供すると発表した。既にテスト提供は開始されており、公式リリースは同年6月を見込む。

 EWARM-RSはRenesas Synergyプラットフォームのみで利用可能なIAR Embedded Workbenchの特別版という位置付けで、Synergy Software Package(SSP)の保証対象。導入に際しては、Renesas Synergyギャラリーにてライセンスを契約することで全ての機能やサービスにアクセス可能となる。

 特別版といっても主要な機能に変化はなく、C/C++コンパイラ/デバッカに解析ツール(C-STAT、C-RUN)も含まれる。SPP対象であることからEWARM-RSのメンテナンスおよび技術サポートはルネサスエレクトロニクスを通じて受けることが可能であり、有効なライセンスを有する企業であれば開発シート数に関係なく利用することができる。

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