FA向け国内主要PLCの“見える化”と“遠隔管理”に貢献FAニュース

アットマークテクノと東海ソフトは、PLCなどのデバイスをクラウドに接続し、稼働状況を簡単に見える化・遠隔管理できるサービス「Armadillo-IoT Flex Device パッケージ」を発売した。産業向けIoTソリューションの迅速な開発・運用に貢献する。

» 2016年03月17日 07時00分 公開
[MONOist]

 アットマークテクノと東海ソフトは2016年3月2日、PLCなどのデバイスをクラウドに接続して、稼働状況を見える化し遠隔管理できるサービス「Armadillo-IoT Flex Device パッケージ」を発売した。

 PLCは、FAやエレベーター、空調機器などのビル設備に広く利用されている制御装置だ。それぞれのメーカーが独自仕様で開発しており、一般的にはPLCごとに通信方式が異なるため、これまで複数メーカー製のPLCを横断的にリモート監視・管理する仕組みを構築しようとした場合、多額のコストと時間を要することがIoT(モノのインターネット)化の障害となってきた。

 Armadillo-IoT Flex Deviceパッケージは、アットマークテクノの「Armadillo-IoT」ゲートウェイと、IoT向け3G回線サービス、各種PLCやデバイスの情報を管理する東海ソフトのクラウドサービス「Flex Device」で構成されている。

 Armadillo-IoTには、国内主要メーカー製PLCと通信できるエージェントソフトウェアがあらかじめ搭載されており、各PLCにArmadillo-IoTを接続し電源を入れれば、Flex Deviceクラウドセンターに登録される。また、PCやタブレットからFlex Deviceクラウドセンターにアクセスし、初期設定するだけで、PLCなど各デバイスのデータをリモートで確認・管理できる。

同パッケージは数十万円程度のイニシャルコストで導入可能だ。2台目以降のゲートウェイの運用は、月額利用料が数百円程度だという。

photo

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.