医薬品をドローンで空輸、エアロセンスらが事業化向け合意

ZMPとソニーモバイルコミュニケーションズが設立したエアロセンスが、医薬品配送事業の実用化に向けて製薬会社のMSD、医薬品物流のアルフレッサと合意した。

» 2016年04月06日 14時08分 公開
[渡邊宏MONOist]
エアロセンスの無人機 エアロセンスの無人機。機首部分にMSDとアルフレッサのロゴが見える

 エアロセンスは2016年4月6日、MSDおよびアルフレッサとドローンを用いた医薬品配送事業の実用化に向けての連携に合意したと発表した。

 提携においてエアロセンスはドローンならびにドローン技術的な課題解決、MSDは関連規制を含めた医薬品配送に必要なノウハウ、アルフレッサは物流配送とそれぞれの知見を持ち寄り、無人機による医薬品配送のビジネスモデル構築を目指す。また、国家戦略特区での実証実験を重ねることで、災害時における衣料品緊急搬送の実施に備えるとしている。

 エアロセンスは2016年3月より法人向けサービスを開始。地形や構造物の2D/3Dモデルを作成する「モデリングソリューション」、3Dモデルで土量を測量する「土量測定ソリューション」、空撮による経過観察を行う「定期点検ソリューション」などを提供している。

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