ヤマハ発動機の気品ある女性をイメージしたスクーター、白鳥のように羽を開く車両デザイン

ヤマハ発動機は、ベトナム初開催の「ベトナムモーターサイクルショー2016」において、スクーターのデザインコンセプトモデル「04GEN」を出展する。気高い品位を感じさせる女性をイメージしてデザインされた。

» 2016年04月07日 17時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 ヤマハ発動機は2016年4月7日、ベトナムで初めて開催される「ベトナムモーターサイクルショー2016」(同年4月7日〜10日、ホーチミン)において、スクーターのデザインコンセプトモデル「04GEN」を出展すると発表した。同社は、2014年10月に前2輪の大型クロスオーバーモーターサイクル「01GEN」、同年11月に電動アシスト車いす「02GEN」、2015年3月に前2輪/後1輪の三輪バイク「トリシティ」のバリエーションコンセプト「03GEN」といったデザインコンセプトモデルを発表しており、04GENは第4弾となる。

スクーターのデザインコンセプト「04GEN」 スクーターのデザインコンセプト「04GEN」(クリックで拡大) 出典:ヤマハ発動機
「04GEN」のフロントビュー「04GEN」のトップビュー「04GEN」のリアビュー 「04GEN」のフロントビュー(左)、トップビュー(中央)、リアビュー(右)(クリックで拡大) 出典:ヤマハ発動機

 04GENは、滑走路や舞台の花道、ファッションショーでモデルが歩く細長いステージなどを意味する“RUN-WAY”がコンセプト。“RUN-WAY”のRUNは、Revolutionary、Unique、Nobleを意味している。心と身体を磨き、気高い品位を感じさせる女性をイメージしてデザインされた。フレームを外装部品で覆い隠す一般的なスクーターの車体構造に対し、04GENはフレームを透過性のある外装部品で覆い、美しく構成された内部構造を見せることで、堂々としたボディに軽やかさを与え、内と外の美しさの融合を究めた新たなデザインに仕上げたとしている。

「04GEN」のデザインスケッチ透明樹脂による羽を開いた状態 「04GEN」のデザインスケッチ(左)と透明樹脂による羽を開いた状態(クリックで拡大) 出典:ヤマハ発動機

 芯の強さと躍動感を感じさせるフレームに、白鳥をモチーフとした軽やかな外装をまとう内と外の美しさの融合を究めた新たなデザインであり、「台形スタンスの安定感とロング&ローなフォルムで、伸びやかなたたずまいを具現化した」(同社)という。透過樹脂を用いた外装部品と本革を用いたシートなどによって新旧の対比を図りながら、おのおのの素材を生かした構成やその組み合わせ方により新たな普遍性を提案している。

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