NTNは、NTN能登製作所に熱処理工場を増設すると発表した。これにより、能登地区における産業機械用軸受の一貫生産体制が確立する。
NTNは2016年4月7日、能登地区における産業機械用軸受の一貫生産体制を構築するため、NTN能登製作所に熱処理工場を増設すると発表した。
同社は、リスク分散と大形軸受の生産強化のため、2007年から能登地区にNTN羽咋製作所、NTN宝達志水製作所、NTN志賀製作所、NTN能登製作所を設立してきた。
能登地区では、産業機械用軸受の第2の生産拠点として、風力発電装置に使用する大形軸受や産業機械アフターマーケット市場へ向けた各種軸受などを生産している。
軸受の製造工程は「鍛造」「旋削」「熱処理」「研削」「組立」の順に進行する。これまで能登地区には熱処理設備がなく、三重県桑名市の生産拠点に輸送して熱処理加工していた。今回、能登製作所の敷地内に熱処理工場を新設することで、能登地区における一貫生産体制が確立する。
熱処理工場の延床面積は約6600m2。2016年7月に着工し、2017年の夏に稼働する予定だ。従業員は約20人でスタートし、事業とともに拡大する計画だという。
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