三菱マテリアルは、直島製錬所第2金銀滓センターを完工した。金銀滓(E-Scrap)の受け入れ・処理能力がさらに拡大し、グループ企業と合わせて年間約14万tと、世界最大規模になる。
三菱マテリアルの金属事業カンパニーは2016年4月14日、直島製錬所第2金銀滓(さい)センターを完工したと発表した。
金・銀・銅・パラジウムなどの有価金属を多く含有する、各種電子機器類の廃基板は金銀滓(E-Scrap)と呼ばれ、注目を浴びている。また、その発生量は家電などのリサイクル率向上に伴い、国内外で拡大基調にある。
同社の直島製錬所(香川県直島町)は、優れた環境負荷低減効果を誇るユニークな銅製錬技術「三菱連続製銅法」を強みに、金銀滓の受け入れ・処理事業の拡大を進めてきた。2010年度には年間約3万tであった受け入れ・処理量を、2014年度には約8万tに伸ばし、さらに今回の第2センター完工により、年間約11万tに増強した。グループ企業である小名浜製錬と合わせると、年間約14万t(現行比+約3万t)で、世界最大規模になるという。
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