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» 2016年06月09日 18時00分 UPDATE

製造ITニュース:ものづくり支援特化のAIサービス、PCB設計やライン生産支援など幅広く

富士通は製造業支援に特化した、AI活用のコンサルティングサービスを提供する。生産ラインの画像認識プログラム生成や、プリント基板の設計工程など、さまざまな局面の効率化を提供する。

[MONOist]

 富士通は製造業支援に特化したAI活用のコンサルティングサービスを2016年10月より提供する。同社AI技術「Human Centric AI Zinrai」を利用することで、プリント基板設計期間の短縮や生産ラインの作業効率化を可能とする。

 同社は2012年から「ものづくり革新隊」として、製造業としての自社ノウハウと、提供するICTを組み合わせた製造業支援サービスを展開しており、現在は「ものづくり統合支援ソリューション」として企画から設計開発、製造、販売、サポートまでをトータルで支援するサービスへと拡張している。

富士通が提供するAI活用サービスの一例。プリント基板設計における層数予測に機械学習を利用する

 今回提供するコンサルティングサービスは、製造の現場へAI技術を取り入れるため新たに開発した「ものづくりAIフレームワーク」を利用する。これはAI処理エンジンや学習データベース、認証サーバなどで構成されており、現場に応じた学習データベースを構築することによってさまざまな業種業態・業務プロセスに応じた効果を発揮する。

「ものづくりAIフレームワーク」 「ものづくりAIフレームワーク」

 活用例としては「プリント基板の設計支援(基板層数見積もり)」「生産ラインにおける画像認識プログラムの自動生成」などが挙げられており、プリント基板設計支援では設計工程の20%削減、画像認識プログラム生成においては開発期間の大幅短縮(10分1への短縮)や認識精度の向上といった効果を発揮したという。

画像認識プログラムの例。「正解」のデータ学習をAIにて行うことでプログラムの開発時間を短縮し、認識精度も向上させた

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