夜間巡回の作業効率を向上させる有機EL照明ナースライト医療機器ニュース

岡村製作所は、有機EL照明ナースライト「LunaCare」を発表した。看護師が白衣の襟元に装着しておけば、夜間巡回の際に柔らかい光が面で広範囲に発光し、就寝中の患者の睡眠を妨げずに確認作業ができる。

» 2016年07月27日 08時00分 公開
[MONOist]

 岡村製作所は2016年7月13日、有機EL照明ナースライト「LunaCare(ルナケア)」を発表した。

 LunaCareは、有機EL照明を使用した、看護師向けの夜間巡回用ライトだ。柔らかい光が面で広範囲に発光することで、就寝中の患者の睡眠を妨げずに、正確かつ安全に容体確認などができる。色調は電球色と白色の2色の切り替え式で、巡回時の歩行には電球色、顔色や呼吸、容体を確認するなど正確さを必要とする作業には白色と、用途に応じて切り替えられる。

 また、安全性の高い専用クリップ付で、胸ポケットだけでなく襟元などへも装着できる。外形寸法は72×61×17mm(クリップ含まず)で、本体は約67gと軽量。点滴の調整などの細かい作業も明るく照らし出し、両手が自由に使えるため作業に集中できる。白衣から外してナースカートに置くなど、立てて使うことも可能だ。

 側面上部には点滅方式の秒針機能も付いている。緑色は1秒ごと、赤色は5秒ごとに点滅するため識別しやすく、点滴速度や脈などを確認できる。

 本体カラーはピンクとブルーの2色。充電はUSBケーブル経由で、駆動時間は標準で約12時間(最長約24時間)となっている。本体価格は2万8000円(付属品USBケーブル1本含む)だ。2016年9月から発売する。

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photophoto LunaCare(ピンク、ブルー)
photo 用途に応じて電球色と白色を切り替え可能
photo 裏面 クリップ部分

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