免疫システムをベースにしたサイバーセキュリティ技術で提携製造ITニュース

英Darktraceは、韓国のSamsung SDSとパートナーシップ契約を締結した。今後Samsung SDSでは、DarktraceのEnterprise Immune System技術の販売に加え、IoTデバイス向けのセキュリティソリューションの共同開発を進める。

» 2016年09月06日 09時00分 公開
[MONOist]

 英Darktraceは2016年8月23日、韓国のSamsung SDSとパートナーシップ契約を締結したと発表した。今後Samsung SDSは、DarktraceのEnterprise Immune System技術の販売に加え、同社と共同でIoT(モノのインターネット)デバイス向けのセキュリティソリューションの開発を進める。

 DarktraceのEnterprise Immune System技術は、人間の免疫システムをベースに高度な数学理論と機械学習を利用したサイバーセキュリティ技術だ。内部/外部からのサイバー攻撃に加え、ランサムウェア、マシンベースの攻撃、未知の脅威シナリオなど、ネットワーク内に発生する脅威をリアルタイムに検知できる。これまで、世界的な金融機関や電気通信ネットワーク、政府機関、国家インフラ施設など、1200社以上の導入実績がある。

 今回の合意により、Darktraceでは、「コネクテッドデバイスなど、次世代の技術を保護するアプローチを両社が協力して開発できる」としている。

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