デンソー傘下になった富士通テンはどう変わるのか製造マネジメント メルマガ 編集後記

社名が一番気になりますが、それ以外について。

» 2016年09月13日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2016年9月13日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


デンソー傘下になった富士通テンはどう変わるのか

 9月9日の夕刻、国内自動車業界にとって大きなニュースが飛び込んできました。「エクリプス」ブランドの市販カーナビなどで知られる富士通テンが、2017年度からデンソーグループの一員になるというのです(関連記事:富士通テンがデンソーの傘下に、ADASと自動運転技術の開発力を強化へ)。

 富士通テンの主要株主は、富士通、トヨタ自動車、デンソーの3社です。現在の出資比率は、富士通55%、トヨタ自動車35%、デンソー10%なので、富士通の子会社です。今回の発表では、富士通がデンソーに株式を譲渡し、デンソーが51%に増えて、富士通が14%に減り、トヨタ自動車は35%を維持します。つまり、富士通テンは、IT企業である富士通の子会社から、同じティア1サプライヤであるデンソーの子会社になるのです。

 さて、富士通テンは、デンソーの傘下に入ることでどのように変わるのでしょうか。

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