ミャンマーの工科大学で機械CAD授業を実施CADニュース

ジェイサットコンサルティングは、豊橋設計と共にミャンマーの工科大学マンダレーで、機械CAD授業を運営すると発表した。教育改革が進む同国で、日本の製造業が必要とする、2D図面の理解と3DCAD操作の両方が可能な人材を育成する。

» 2016年10月03日 06時00分 公開
[MONOist]

 ジェイサットコンサルティング(J−SAT)は2016年7月27日、豊橋設計と共にミャンマーの工科大学マンダレーで、機械CAD授業を運営すると発表した。

 2016年4月のミャンマー新政権樹立以来、ミャンマーに進出しミャンマー日本商工会議所に登録する企業は増え続けている。また、同国では学生が自由に大学を選べるようになるなど教育改革も進められている。

 そのような中、工科大学マンダレーでは2016年6月に日本語クラスが作られ、今回、世界的に需要が高い機械CADクラスを全国に先駆けて設置することになった。授業は新学期の2016年12月1日から開始される予定だ。SOLID WORKSの3DCADを利用し、日本の製造業が必要とする、2D図面の理解と3DCAD操作の両方が可能な人材を育成するという。

 豊橋設計は国内で3DCADを用いたCADスクールを運営しており、そのノウハウを生かして同社のミャンマー人エンジニアが講師を担当。遠隔システムで日本と同等の機械設計製図CAD検定も実施する。J−SATはPCや通信回線を提供し、大学との調整、授業全体の管理を担う。

 将来的には、豊橋設計が保有するe−ラーニングを活用して、この機械CAD教育をミャンマー全国の工科大学に展開していく予定だという。

photo マンダレー工科大学 日本語クラス風景

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