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» 2016年10月11日 11時00分 UPDATE

「さくらのIoT Platform」を知り、プロトタイプを試作する (1/7)

通信モジュールから通信網、データ処理の仕組みまでも一環提供する「さくらのIoT Platform」の詳細を解説。さくらのIoT Platformを利用し、湯温と動作の確認で利用者を見守る「みまもりポット」を試作します。

[さくらインターネット,MONOist]

通信網まで一体提供する「さくらのIoT Platform」とは

 「さくらのIoT Platform」は、通信モジュールと通信環境、データの保存や処理システムを一体で提供するさくらインターネットのIoTプラットフォームです。この導入により、通信モジュールやモジュール内ファームウェアの開発、通信網、データにアクセスする仕組みを丸ごと任せることが可能となり、ユーザーが本来注力すべき「モノづくり」と「サービス」の構築に注力することが可能となります。

「さくらのIoT Platform」概略図

 エンドデバイスに搭載される「さくらのIoT通信モジュール」(以下、「通信モジュール」)と、キャリアネットワークを直接接続した閉域網を用意し、データ保管や外部のクラウド、それにアプリケーションサービスと連携できるAPIまでを提供しています。将来的には利用者同士がデータをシェア、活用しビジネスを世界で展開できるプラットフォームを目指しています。

 この通信モジュールは、キャリアネットワークを通じてさくらインターネットの閉域網にだけ接続し、設定不要で弊社センターとの送受信を行えます。現在提供中の「さくらのIoT Platform α」は、以下のようなシステム設計になっています。

「さくらのIoT通信モジュール」構成図

 通信モジュールにはユーザー自身でマイコンなどを接続し、提供製品に組み込むことが可能です。マイコンからI2CやSPIを使って通信モジュールにデータを送信すると、自動的に閉域網内にデータが送信され、分類・蓄積されます。

 機器から送信されたデータは、APIを通じてクラウドやオンプレミスからアクセス(WebSocket/OutgoingWebhook)でき、データはJSON形式で出力されます。同様にクラウド/オンプレミス側からデータをマイコンに送信(Incoming Webhook)することも可能となっています。

 このため、ハードウェア開発者、アプリケーション開発者はそれぞれのスキルセットを大きく変更、追加することなくネットワークとデータをやりとりするための製品/サービスの開発が可能になります。

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