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» 2016年10月19日 10時00分 UPDATE

“Fusion 360/AutoCAD 360×究極の1台”で実現するワークスタイル変革:クラウドベースの設計環境とSurface Bookのおいしい関係

3D CADとクラウドの融合で新たな設計の方向性が見えてきた。クラウドベースの設計環境を最大限に活用するためには、いつでもどこでも利用できるモバイルPCが欠かせない。日本マイクロソフトがリリースした“究極の1台”「Surface Book」がクラウドと結びつくことで、モノづくりの現場にどんな革新をもたらすのだろうか。クラウドベース設計環境「Fusion 360」「AutoCAD 360」を展開するオートデスクに、設計者のワークスタイル変革から生まれる新たなモノづくりの可能性を聞いた。

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 モノづくりの生産性/革新性を向上させるデジタルエンジニアリング。近年は「クラウド」という新たなキーワードとの融合で、新たな設計の方向性が見えてきた。大手ソフトウェアベンダーからもクラウドベースの設計環境が続々と提案されてきている。このクラウドベースの設計環境を最大限に活用するためには、いつでもどこでも利用できる「モバイルPC環境」が欠かせないが、「重くて」「長時間使えない」これまでのモバイルWS(ワークステーション)では、理想のクラウド設計環境/ワークスタイルの変革はとうてい実現できなかった。

 だが、日本マイクロソフトが“究極の1台”としてリリースした「Surface Book」の登場で、理想のワークスタイルが現実になった。約1.5Kgの軽量ボディで丸1日稼働できるSurface Bookが生み出す「いつでもどこでも設計開発」の環境がクラウドと結びつくことで、モノづくりの現場にどんな革新をもたらすのだろうか。

“いつでもどこでも設計開発”の環境を実現する「Surface Book」 “いつでもどこでも設計開発”の環境を実現する「Surface Book」

 クラウドベースの設計環境「Autodesk Fusion 360™(以下Fusion 360)」「Autodesk® AutoCAD® 360(以下AutoCAD 360)」などを展開するオートデスク。同社の技術営業本部 製造アカウント テリトリーエンジニア 清水元氏に、ソリューションを提供するCADベンダーの立場からエンジニア側の目線でSurface Bookを語ってもらった。

オートデスク 技術営業本部 製造アカウント テリトリーエンジニア 清水元氏 オートデスク 技術営業本部 製造アカウント テリトリーエンジニア 清水元氏

――――近年、設計開発におけるエンジニアの役割にどんな変化が起こっているのでしょうか。

 今、設計開発を含む製造プロセスや製造方法が大きく変化しています。従来からの企画、設計から始まり、製造、販売、サービスというシーケンシャルのプロセスでは企画段階で製品価値が決まり、設計工程以降その価値とともに利益をどのようにして産み出すかが課題でした。このため過去のナレッジに依存するところが大きく、よりナレッジが多い企業が有利でした。これがインダストリー4.0に代表されるIoTやアディティブ マニュファクチャリング、人口知能( AI )を“新しいモノづくり”の方法を活用することで、エンジニアの役割や部門間の垣根を越えて企業の在りかたを大きく変えることになります。設計、製造、運用のそれぞれのフェーズが独立するのではなく、1つのプラットフォームで連携して取り組んで、各フェーズをサークル状にとらえて早く、回し続けていくことが重要になります。

――――“新しいモノづくり”の共通のプラットフォームの役割をCADが担ってきているようですね。

 そうですね。以前は現場で図面を広げながら寸法を測定してデスクに戻ってから図面を修正することもありました。これからは"いつでもどこでも"図面や3Dモデルが閲覧・編集できて、さまざまな部門の方々が1つのプラットフォームで作業を完結することができることが重要になってきます。このような共通のプラットフォームによって、部門や会社間の垣根を越えてコミュニケーションを加速させるのがCADの今後の役割です。

――――“いつでもどこでも”設計開発ができる環境としてクラウドベースの「Fusion 360」「AutoCAD 360」をリリースされていますが、それを動かすハード側にも軽いフットワークが求められます。しかし現在のモバイルWS(ワークステーション)は非常に重くて大きいですよね。

 それは私も日常業務で痛感しています。オートデスクは製造・土木・建築・M&E(メディア&エンターテインメント)の4本の柱が軸になっていますが、その中で私はプリセールスエンジニアという立場で製造系のソリューションに携わっています。お客さまの課題を解決するためのさまざまなソリューションを提案しており、3D CADはもちろん簡単な解析の実演をするときもあるため、デモ機はどうしてもノートPCよりも性能の高いモバイルWSを持参することになります。本体だけで3kg弱、ACアダプタなどを含めると約4kgとなり、これでは“いつでもどこでも”という環境には程遠いです。

――――Surface Bookを実際に使ってみた感想は。

第一印象は「軽い!! 起動が速い!! コンパクト!!」でした。クラウドベースの設計ソフトウェアはPCの動作スペックもミッドレンジCADほど厳しくはありませんが、Fusion 360は解析まで行えるなどミッドレンジCADに近い機能を持っているのでそれらをフル活用するとなると、動作環境はある程度のスペックが必要となります。ですがSurface Book上で動作するFusion 360は軽快でまったくストレスがなく、構造解析など重い処理も問題ありませんでした。Fusion 360にはレンダリングやCAMによる切削加工パスの作成の機能もありますが、Surface Bookは全ての機能を満足させてくれます。AutoCAD 360はFusion 360よりも動作環境のハードルが低いので、Surface Bookではとても快適に動作します。

 バッテリーが長寿命なのも魅力的ですね。バッテリー駆動のモバイルWSでは、少々負荷のかかる処理を実行すると1時間ぐらいしかバッテリーが持たなかったのでACアダプタが必須でしたが、Surface Bookなら丸一日の作業でもバッテリーの心配は要りません。モバイル性が高いので、お客さまの出先でレンダリングをその場でかけて、カラーバリエーションを提案するような販促活動にも大きな武器になるでしょう。また、ソフトウェアの提案時には画面を操作しているところを見せたいのですが、その点でも画面を着脱して逆に設置したりタブレットモードになるSurface Bookは最適です。

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――――高解像度&タッチパネルの画面やSurfaceペンなどSurface Bookならではの機能は?

 3000×2000ピクセルの広い画面は、CADの操作を飛躍的に向上させます。モデルが隠れることなく作業領域をしっかり確保できるため、作業領域はモバイルでも重要なのだと再認識しました。レンダリング結果も非常に高精細に表現できるので、素材感や色味といった観点からの訴求も非常に満足できるレベルですね。またタッチ操作でモデルを回転できるので、3Dマウスが要らなくなりました。やはり3次元のメリットはグリグリと動かせること。客先でもそれをデモしたいのでタッチパネルは非常に便利です。さらに期待したい機能はSurfaceペンです。AutoCAD 360では現場で実際の状況を見ながら、ペンを使って図面に注記やラフスケッチを行えるので、ユーザーにとってこれほど便利なものはないです。Fusion 360は構想設計におけるデザインの際にペンが必須となるでしょう。デジタルスケッチツール「Autodesk® SketchBook®」との相性も良さそうです。

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――――機密性の高いデータを扱う製造業では、セキュリティ面でモバイルやクラウドの利用を不安視する声も聞かれます。

 Surface BookはWindows Helloによる顔認証に対応するなど生体認証を採用しているのでセキュリティ面では安心です。顔認証はPCの前に座るだけですぐに作業に取りかかれるので利便性の面でもストレスフリーな作業環境が実現でき、これは他社のモバイルWSにはない優位性ですね。クラウド設計環境でもセキュリティが心配という意見を良く聞きますが、製品データはクラウド上に置けるので、万が一PCを紛失などしてもセキュリティ面は問題ありません。むしろローカルでのデータ保存が基本のソリューションよりもセキュリティ度は高いといえるかもしれません。このような観点からもSurface Bookと当社のクラウドソリューションは相性がいいといえます。

――――クラウドベースの設計環境とSurface Bookによって設計者のワークスタイルはどう変わるのでしょうか。

 私は前職で設計者としてメーカーの工場で働いていた経験があります。2D CADで図面を作成して現場に持っていって意見を聞き、また修正していく、という繰り返しでしたが、紙の図面だと設計意図が伝わらずに手戻りが発生するといった課題で頭を悩ましていました。今は3D CADを設計現場の共通のプラットフォームとすることでコミュニケーションが円滑になり、このような課題が解決されつつあります。例えば打ち合わせ(DR)しながらその場で迅速に設計変更へ対応しようとする場合、3DモデルであればDR参加者により深い理解を与えつつ、意見を反映しやすいです。さらにFusion 360であれば遠隔地の人もDRに参加可能です。また「設計者CAE」というキーワードで考えても、その場で(場合によっては客先で)構造解析を行って、自身の設計の妥当性を把握することが求められます。このような新しいワークスタイルには、それに適したソリューションが必要になります。

 Surface Bookは、オートデスクが近年目標としている「いつでもどこでも」のコンセプトと非常にマッチしています。モノづくりのありかたは近年大きく変わってきています。時代の流れに即したFusion 360とSurface Bookの組合せは、次世代を担う設計者の強力な武器といえるでしょう。

 最後に、オートデスクは2016年10月26日から開催される TOKYO DESIGN WEEK に出展します。「Make anything」をテーマとしてオートデスクが考えるモノづくりの未来をご紹介いたします。そこでSurface BookとFusion 360の組み合わせを体験いただけるコーナーを設けておりますので、ぜひお越しください。

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アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2016年11月18日