ディープラーニング・AI用の高速Linuxサーバ新製品を発売製造ITニュース

GDEPソリューションズは、菱洋エレクトロとともに、日立製作所のディープラーニング・AI用サーバ「SR24000/DL1」を発表した。ディープラーニングや高度なデータ分析など、負荷の高いワークロード用に設計された高速Linuxサーバの新製品だ。

» 2016年10月21日 09時00分 公開
[MONOist]

 GDEPソリューションズは2016年10月3日、菱洋エレクトロとともに、日立製作所のディープラーニング・AI用サーバ「SR24000/DL1」を発表した。同日からGDEPソリューションズが販売し、初年度100台の販売を目指す。

 SR24000/DL1は、ディープラーニングやAI、高度な計算能力を必要とするデータ分析など、負荷の高いワークロード用に設計された高速Linuxサーバの新製品だ。GPUはNVIDIA Tesla P100 Pascal(2GPUまたは4GPU)、CPUはIBM POWER8(20c 2.86GHz)プロセッサーを搭載する。

 同サーバでは、NVIDIA Tesla P100 Pascal GPUとIBM POWER8を、高速インターコネクト技術NVIDIA NVLinkで密接続することによりGPU間の接続帯域幅を向上させた。データ転送速度がx86系サーバの5倍となり、システム全体の処理能力が上がっている。

 その他の仕様は、メモリが256GB以上、ストレージがSSD 1.92TB×2、ネットワークが10GE、40GE、InfiniBand EDRなどとなっており、必要に応じて選択可能だ。

 また、Caffe、Theano、TensorFlowなどのディープラーニングフレームワークをサポート。国産のフレームワークChainerのサポートも予定している。

 GDEPソリューションズと菱洋エレクトロの両社は、多くのNVIDIA製品を販売しており、今後市場拡大が予想されるディープラーニング・AI分野をはじめとするGPUコンピューティングにおいて長期的に技術協力、販売協力していくという。

photo 日立製 SR24000/DL1

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