床置きタイプの介護ベッド用離床センサーを発売医療機器ニュース

昭和電工は、介護ベッド用離床センサー「SHOCARES(ショウケアス)」を発売した。ベッドの脚部4カ所の下に敷く床置きタイプで、離床を予知して看護・介護者へ通知することで、転倒・転落のリスクを軽減する。

» 2016年10月27日 08時00分 公開
[MONOist]

 昭和電工は2016年10月7日、介護ベッド用離床センサー「SHOCARES(ショウケアス)」を発売したと発表した。ベッドの脚部に設置し、離床を予知して看護・介護者へ通知することで、転倒・転落のリスクを軽減する。

 加重によるセンサーの変形を電気信号に変換して重量を測定するもので、人の動きによるわずかな重量変化から利用者の動作を検知する。寝た状態や離床だけでなく、動き出しや起き上がり、腰掛けなどの動作も検知できる。

 ベッド利用者の状況はPCでリアルタイムに閲覧でき、離床を予知した際にスマートフォンでメール通知を受け取ることもできる。また、体重測定、睡眠状態の判定や、蓄積データから対象者の生活パターン解析も可能だ。医療行為を意図したものではないが、オプションで脈拍数・呼吸数を測定できる非接触センサーも提供する。

 同離床センサーは、これまでベッド内蔵型センサーとして販売してきたが、今回、ベッドの脚部4カ所の下に敷く床置きタイプを発売。既存のベッドに簡単に設置できるため、導入がしやすく、巡回などの看護・介護者の負担を軽減できるとしている。

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