マツダは、「ロサンゼルスオートショー2016」において、中型SUV「CX-5」の新モデルを初公開する。デザイン面では、「魂動(こどう)-Soul of Motion」のコンセプトをより高い次元へと昇華させることに挑戦したという。第2世代「SKYACTIV」の採用も期待されている。
マツダは2016年10月27日、「ロサンゼルスオートショー2016」(プレスデー:11月16~17日、一般公開日:11月18~27日)において、中型SUV「CX-5」の新モデルを初公開すると発表した。
新型CX-5は「今マツダが持つデザインと技術の全てを磨き上げ、あらゆる領域で『走る歓び』を深化させたクロスオーバーSUV」(同社)である。デザイン面では、「魂動(こどう)-Soul of Motion」のコンセプトをより高い次元へと昇華させることに挑戦。洗練と力強さを備えた、研ぎ澄まされた美しさを追求しているという。
発表文にはないが、新世代技術「SKYACTIV」も次期技術「GEN2」に進化している可能性が高い。マツダは中期計画「構造改革ステージ2」を2016~2018年度にかけて進めており、GEN2の投入もこの時期から始める方針を表明している。高い評価を得ているデザインの魂動の進化に合わせて、技術面で注目されているGEN2を部分的に投入する可能性がある。
2012年2月に発売されたCX-5は、デザインコンセプトの魂動と、SKYACTIVの全面的な採用を実施した第1弾モデルである。その後の「アテンザ」「アクセラ」「デミオ」「CX-3」「ロードスター」「CX-9」「CX-4」といった、高い評価を得ている新世代商品群の皮切りとなった車両である。
マツダは、新世代商品群において、「他の車両に導入した技術を順次展開する」という方針を示している。これらの新技術導入の際には「大幅改良」と発表してきた。今回、CX-5の発売から約5年後というタイミングで、“新型”をうたって発表するということは、従来の「大幅改良」を大きく上回るものになると期待される。
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