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» 2016年10月31日 06時00分 UPDATE

車両デザイン:奥山清行デザインのヤンマートラクター「YT3」、グッドデザイン金賞に輝く

ヤンマーは、ヤンマートラクター「YT3シリーズ」が「2016年度 グッドデザイン金賞」を受賞したと発表した。

[朴尚洙,MONOist]

 ヤンマーは2016年10月28日、ヤンマートラクター「YT3シリーズ」が「2016年度 グッドデザイン金賞」を受賞したと発表した。

 YT3シリーズは、日本の農業の新しい姿を提案するトラクターとして開発された。。作業の美しい仕上がりや、日々気持ちよくゆとりをもって作業ができる快適性、多様なニーズに合わせて楽に操作できる作業性、所有する喜びを感じさせるデザインなどを実現。「次世代の農業者を支え、より効率よく快適に、農業にさらなる夢と誇りを、との思いを込めている」(ヤンマー)という。

「YT03シリーズ」のフロントフェイス 「YT03シリーズ」のフロントフェイス(クリックで拡大) 出典:グッドデザイン賞
「YT03シリーズ」の外観「YT03シリーズ」の操縦室 「YT03シリーズ」の外観(左)と操縦室(右)。今回の受賞理由では、ユーザビリティに対する評価も高かった(クリックで拡大) 出典:グッドデザイン賞

 YT3シリーズは、工業デザイナーの奥山清行氏が代表を務めるKEN OKUYAMA DESIGNがデザインを手掛けたことで知られる。2012年に創立100周年を迎えたヤンマーは、2013年から“次の100年に向けて”プレミアムブランドプロジェクトを開始したが、その目玉の1つとなったのがYT3シリーズのベースとなった次世代トラクターのコンセプトモデル「YT01」である。YT01は「東京モーターショー2013」にも出展され話題となった。

 YT3シリーズの受賞理由では、「所有する喜びや農業に対する誇りを感じさせたいとの想いで、農機具のデザインに新しい方向性を示した」というデザイン面での評価に加えて、「これまでとは一線を画す外形デザインが目を引くが、トラクターとしての基本性能の向上に加え、一体プレス工法により広い視界を確保したキャビン、操作時の負荷を軽減すべく全面的にレイアウトを見直した操作系の採用などにより、徹底して作業性の向上を図っている」というユーザビリティに対する評価も高かった。

 なお、YT3シリーズの外観デザインは、より馬力の大きい「YT5シリーズ」などとともに「YTシリーズ」として共通化されている。YT5シリーズは、その先進的なデザインも相まって、自動運転トラクター「ロボトラ」のベース車としても利用されている。

「ロボトラ」による作業イメージ 「ロボトラ」による作業イメージ(クリックで拡大) 出典:ヤンマー

 グッドデザイン金賞は、その年度の全てのグッドデザイン賞受賞対象の中で、特に優れたデザインと認められたものに贈られる賞である。2016年度グッドデザイン賞の総審査件数4085件の中で、グッドデザイン金賞を受賞したのは19件。

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