シーメンスPLMソフトウェアは、同社の航空宇宙産業向けの統合ソリューションを仏Airbus Safran Launchersが導入したことを発表した。同ソリューションは、PLMソフトウェアとMOMソフトウェアから構成される。
シーメンスPLMソフトウェア(シーメンス)は2016年10月18日、同社の航空宇宙産業向けの統合ソリューションを仏Airbus Safran Launchersが導入したことを発表した。製品ライフサイクルプロセスを刷新し、新型の「Ariane 6」ロケットの設計と製造に同ソリューションを使用する。
Airbus Safran Launchersは、Airbus Defence and SpaceとSafranが出資して設立した民生用・軍事用宇宙ロケット向けソリューションを開発・提供する企業だ。全てのロケット打ち上げ計画の開発・実現に向け、製品ライフサイクル全体のプロセスを改善するため、今回シーメンスのソリューションを採用した。
同ソリューションは、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアと製造オペレーション管理(MOM)ソフトウェアから構成。採用に当たっては、「エンド・ツー・エンドの航空宇宙業界向けソリューション」であることが評価された。
今後Airbus Safran Launchersでは、同社の標準システムとして同ソリューションを導入し、全社間で共通したデジタル製品の開発プラットフォームを構築する。フランスとドイツにいる各作業チームとその作業手法を統合し、チーム間のコラボレーションを促進させ、製品開発サイクルと市場投入期間の短縮を図るとしている。
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