世界最大級の時計用組み立て工場が完成、長野県佐久市に工場ニュース

シチズン時計マニュファクチャリングが長野県佐久市に建設中のミヨタ佐久工場が竣工した。シチズングループの各工場に分散していた製造ラインを集約させ、リードタイムの短縮や生産性の向上を図る。

» 2016年12月20日 07時00分 公開
[MONOist]

 シチズン時計マニュファクチャリングは2016年12月2日、長野県佐久市に建設中のミヨタ佐久工場が竣工したことを発表した。シチズン時計として国内に時計工場を新設するのは、実に約50年ぶりとなる。

 同工場には、シチズングループの3つの工場に分散していた約50本の時計用駆動装置(ムーブメント)の製造ラインを集約する。敷地面積は8万3192m2で、延床面積は2万739m2。約2万m2のスペースに製造ラインが並ぶ、世界でも最大級のムーブメント組み立て工場になるという。また、各工程を1フロアに集約するため、リードタイムを短縮し、生産性向上が見込めるとしている。

 新工場は2016年12月から順次稼働を開始し、全ての製造ラインの移管が終了するのは2018年春の予定。投資総額は約55億円となっている。

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