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» 2016年12月26日 06時00分 UPDATE

いまさら聞けないクルマのあの話(2):最近の軽自動車は高過ぎる? 値上がりの理由お答えします (6/6)

[山本照久(カーライフプロデューサー),MONOist]
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クルマが安全に、快適になるにはおカネがかかっている

 実は車両価格が上がるということは、ユーザーから求められる静粛性や質感などのレベルが確実に向上します。内装の質感を高めるためにはシートにコストをかける必要がありますし、内装表面をただの樹脂ではなく肌触りが良い生地で覆うことも必要です。

 静粛性となりますと、見えない所に数えきれない程の遮音材を施す必要があります。ただし限られた車両寸法の中で最大限のスペースを確保していますので、普通車に比べると静粛性が劣ってしまうのは致し方ありません。

 もちろん、これらは全て車両価格に反映されていますので、目に見えない所ではありますが相当なコストが掛かっていると認識してください。

 全てを語り尽くせてはいませんが、「どうして軽自動車なのに高いのか?」という疑問に対し、装備の内容、質感や静粛性を考えれば、必然的にその価格になってしまうのだという感覚をなんとなくつかんでいただければ幸いです。

 この考え方は普通車でも同じです。昔に比べて基本価格がグングン上がっているのはメーカーがもうけるため……ではなく、市場(+法律)に求められた結果であるということです。

 そんな時代ではありますが、現行のミラのように、シンプルで安く手に入る車種もまだまだ存在していますので、ニーズに合わせた車選びをしていきましょう。

筆者プロフィール

山本 照久(やまもと てるひさ)

1981年生まれ。自動車整備専門学校を卒業後、二輪サービスマニュアル作成、完成検査員(テストドライバー)、スポーツカーのスペシャル整備チーフメカニックを経て、現在は難問修理や車両検証、技術伝承などに特化した業務に就いている。学生時代から鈴鹿8時間耐久ロードレースのメカニックとして参戦もしている。Webサイト「カーライフサポートネット」では、自動車の維持費削減を目標にしたメールマガジン「マイカーを持つ人におくる、☆脱しろうと☆ のススメ」との連動により、自動車の基礎知識やメンテナンス方法などを幅広く公開している。



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