普通のメガネがスマートグラスに、鯖江発の「ネオプラグ」がつなげるウェアラブルEXPO

福井県鯖江市を拠点にメガネフレームの企画とデザインを手掛けるボストンクラブは、「第3回 ウェアラブルEXPO」において、メガネをスマートグラスにする着脱機構「neoplug(ネオプラグ)」を展示した。

» 2017年01月24日 16時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 福井県鯖江市を拠点にメガネフレームの企画とデザインを手掛けるボストンクラブは、「第3回 ウェアラブルEXPO」(2017年1月18〜20日、東京ビッグサイト)において、メガネをスマートグラスにする着脱機構「neoplug(ネオプラグ)」を展示した。2016年12月から「FAAVO」でのクラウドファンディングを開始しており、350万円の目標金額に対して達成率は77%になっている。

「ネオプラグ」によるメガネのスマートグラス化の例「ネオプラグ」によるメガネのスマートグラス化の例 「ネオプラグ」によるメガネのスマートグラス化の例(クリックで拡大)

 ネオプラグは、メガネフレームの製作者と、メガネに装着してスマートグラス化させられるウェアラブルデバイスの開発者をつなげるために開発されたアタッチメントである。2016年のウェアラブルEXPOでは、コンセプト展示にとどまっていたが、今回はネオプラグに対応するメガネフレームとネオプラグを使って、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Vufine+」を自由に着脱できることを示した。

 ネオプラグは、メガネフレームの端部から差し込むことで装着できる。そしてネオプラグとVufine+は、磁石で着脱する機構になっている。

メガネフレームに差し込んで装着ネオプラグを差し込んだ状態ウェアラブルデバイスを磁石の磁力で着脱できる 「ネオプラグ」はメガネフレームに差し込んで装着する(左)。ネオプラグを差し込んだ状態から(中央)、ウェアラブルデバイスの「Vufine+」を磁石の磁力で着脱できる(クリックで拡大)

 なお、今回の展示でネオプラグは、メガネフレームとウェアラブルデバイスをつなぐアタッチメントになっていたが「ゆくゆくは、メガネフレームにウェアラブルデバイスを直接差し込んで装着するための“仕様”のようなものになればいいと考えている」(ボストンクラブの説明員)という。

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