幾何公差の教育サービス提供へ向けて、SigmetrixがADMと業務提携CADニュース

サイバネットシステムは、グループ会社の米Sigmetrixが、幾何公差教育とコンサルティングを専門とする米Advanced Dimensional Managementと業務提携したと発表した。今後、幾何公差の基礎知識とスキルを習得するための教育サービスを提供する。

» 2017年03月06日 10時00分 公開
[MONOist]

 サイバネットシステムは2017年2月15日、グループ会社の米Sigmetrixが、幾何公差教育とコンサルティングを専門とする米Advanced Dimensional Management(ADM)と業務提携を開始したと発表した。

 今回の業務提携でSigmetrixは、幾何公差の基礎知識とスキルを習得するための設計担当者向け教育サービスの提供を開始する。教育サービスの利用者は、幾何公差の専門的知識を学びながらサイバネットシステムの公差マネジメントツール「CETOL 6σ」を使用できる。これにより、製造現場で誤った図面解釈をするリスクがなくなり、設計・製造間の手戻りを削減できるという。また、CETOL 6σを利用することで、製造プロセスの効率化が可能となる。

 近年、製造現場の世代交代や製造拠点の海外移転に伴い、企業では幾何公差の知識を持った設計担当者が必要となっている。しかし、これまで大学などの公的教育機関で幾何公差を体系的に学べる場が少なく、設計担当者は実務を通して独学で知識を得ていた。今回の提携は、こうした設計担当者向けの教育サービスを提供するものとなる。

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