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» 2017年03月14日 10時00分 UPDATE

CAD読み物:3D CADデータを営業で活用する際の課題

「データ活用」と一口に言っても、内容は非常に幅広く、お客さまごとにさまざまな悩みがあります。

[CAD Japan.com/MONOist]
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本記事は、CADを快適な環境で使ってもらうソリューション専門街「CADJapan.com」から転載しています。


 最近3D CADの「データの活用」に関する相談を、非常に多く頂きます。「データ活用」と一口に言っても、内容は非常に幅広く、お客さまごとにさまざまな悩みが存在するのが実情です。

 あるお客さまから「データ活用」に関するご相談をいただき、お話を伺いにお邪魔させていただきました。その相談内容は「3D CADデータを活用して営業のプロモーション用データを作りたいが、うまくいかず困っている」というものでした。このお客さまでは営業用ツールとして、実際の製品を使って動画を作成し、利用しているのですが、以下の問題がありました。

  • 完全に組みあがった状態でないと、機械が動かないため、内部の機構が説明できない。
  • 高速で動くため、スローな動画でも動きを捕らえきれず、自社製品のウリや機能を伝えきれない。

 これを解決するために、3D CADデータを利用して、アニメーションを作成しようとしました。

 しかし今度は、以下なような問題に突き当たり、当社に相談したとのことでした。

  • 売り方・セールスポイントが分かる設計者がいない(良いアニメーションが作れない)
  • 機能や性能を、正しく理解できている営業がいない
  • 設計と営業の間に入り、要件をまとめたデータを作成する人員がいない

 確かに組み立て指示書やメンテナンス用マニュアルの作成は、その内容を設計者が十分理解しているため、実現も比較的容易です。しかし同じ「データ活用」でもプロモーション用データ作成となると、このお客さまのように「設計と営業の間に入り、要件をまとめデータを作成する部署」を作ることも、そんな人員を割くこともできないお客さまが多いのではないでしょうか?

 例えばわれわれのようなCADに熟知した企業が、営業プロモーション作成で一番重要な「設計と営業の間に入り、要件をまとめデータを作成する人員」になれるのではないかと考えました。お客さまはこの役割を当社にアウトソーシングすることで、設計者は自分たちの作業に専念することが可能になります。営業は自分たちが要求するデータを手にすることが可能になります。つまり設計者と営業が「データ活用」を通して「Win-Winな関係」の構築ができるのではないでしょうか。

 3D CADデータを利用したプロモーション用データは、写真やカタログ、実物の動画では難しい実際に目で捉えることができない現象を、視覚的に訴えることが可能、非常に優れたセールスツールに成り得ます。また一部ツールはタブレット端末に対応するなど営業スタイルの変化も期待できます。モノ作りのためだけに使用していた3D CADデータを、有効に利用するという面から見ても、非常に多くのメリットがあるといえるのではないでしょうか。

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