特集:IoTがもたらす製造業の革新〜進化する製品、サービス、工場のかたち〜
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» 2017年03月24日 06時00分 UPDATE

CeBIT 2017:ミニカーの注文から完成まで12秒、安川が次世代工場の実力をアピール

安川電機は、「CeBIT 2017」において、同社のサーボモーターやリニアモーター、産業用ロボット、制御機器などから構成するスマートファクトリーのコンセプトをイメージしたミニカーの組み立てラインを展示した。

[朴尚洙,MONOist]

 安川電機は、国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」(2017年3月20〜24日、ドイツ・ハノーバー)において、同社のサーボモーターやリニアモーター、産業用ロボット、制御機器などから構成するスマートファクトリーのコンセプトをイメージしたミニカーの組み立てラインを展示した。

安川電機が「CeBIT 2017」で展示したミニカーの組み立てライン 安川電機が「CeBIT 2017」で展示したミニカーの組み立てライン。ラインの状態も大型ディスプレイで見える化されている(クリックで拡大)
タブレット端末でミニカーの色を4色から選択してオーダーボタンを押すと組み立て開始 タブレット端末でミニカーの色を4色から選択してオーダーボタンを押すと組み立て開始。今回はオレンジを選択(クリックで拡大)

 同社は入間事業所内に、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用した最新の次世代生産工場「ソリューションファクトリー」を2018年4月の稼働をめどに建設中である。ソリューションファクトリーでは、多品種少量生産やBTO(Build to Order)への対応、生産ロットを1個単位にすることによる滞留在庫の削減など、フレキシブルな生産を可能にするラインの構築を目指している。

 今回展示したラインでは、このソリューションファクトリーのコンセプトを、ミニカーのBTOという形で示した。まずミニカーを購入するユーザーは、タブレット端末からミニカーの色を選ぶ。そしてオーダーボタンを押すと、小型の産業用ロボットがミニカーを構成するボディー、シャシー、ルーフ、タイヤなどのパーツをピックアップして一気に組み上げる。オーダーから完成までの時間はなんと12秒という早さだ。

6台の産業用ロボットが超速でミニカーの組み立てを始める6台の産業用ロボットが超速でミニカーの組み立てを始める6台の産業用ロボットが超速でミニカーの組み立てを始める 6台の産業用ロボットが超速でミニカーの組み立てを始める(クリックで拡大)
あっという間にミニカーは完成あっという間にミニカーは完成あっという間にミニカーは完成 そしてあっという間にミニカーは完成し、来場者の手元に送り届けられる。その時間はたった12秒(クリックで拡大)

 「入間事業所はサーボドライブの『Σ-7』の生産で9割を自動化したり、サーボアンプの生産ロットを1個単位にするなど先進的な取り組みを続けてきた。ソリューションファクトリーはこれらの取り組みを基にして、さらなる進化を遂げることになる」(同社の説明員)という。

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