工場のスマート化、生産と物流を一体化するパレタイジング自動化システムFAニュース

ヤマザキマザックは、村田機械と共同開発したパレタイジング自動化システム「MAZATEC SMS」を発売した。工場内の物流を効率化するロジスティクス・ソリューションを提供することで、工場のスマート化を求める顧客のニーズに応える。

» 2017年04月03日 07時00分 公開
[MONOist]

 ヤマザキマザックは2017年3月22日、村田機械と共同開発したパレタイジング自動化システム「MAZATEC SMS(Smart Manufacturing System)」を発売した。

 MAZATEC SMSは、ヤマザキマザックのマシニングセンタ/複合加工機の自動化システムと、村田機械の自動倉庫システムを融合させたスマート生産システム。上位基幹システムのERPやMES(製造実行システム)と連携でき、モバイル端末などIoT(モノのインターネット)機器が活用できる。

 大容量の自動倉庫機能の追加や、省スペース化などにも対応。また、倉庫棚の全長/全高/棚サイズなどの設計自由度が高く、ロボットなどによる長時間無人システム運転に対応する段取りステーションのオプション展開なども可能だ。これらにより、素材の入庫から完成品出庫まで、工場内の物流を効率化する。

 工場内の物流と情報の流れを高度に同期させる、スマートファクトリー化のニーズが高まっている。ヤマザキマザックと村田機械は「IoT時代の物流と自動化」分野での協業に合意しており、工場内の物流を効率化するロジスティクス・ソリューションを提供することで、工場のスマート化を求める顧客のニーズに応える。

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