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» 2017年04月10日 15時00分 UPDATE

医療機器ニュース:ハイブリッド手術室対応の多軸透視・撮影システム、画像分解能4倍に

シーメンスヘルスケアは、ハイブリッド手術室対応の多軸透視・撮影システム「ARTIS pheno」の国内販売を開始した。術者の負担を軽減するため操作性に配慮し、低侵襲治療のための各種機能を備えている。

[MONOist]
ハイブリッド手術室対応の多軸透視・撮影システム「ARTIS pheno(アーティス・フィノ)」 ハイブリッド手術室対応の多軸透視・撮影システム「ARTIS pheno(アーティス・フィノ)」 出典:シーメンスヘルスケア

 シーメンスヘルスケアは2017年3月28日、ハイブリッド手術室対応の多軸透視・撮影システム「ARTIS pheno(アーティス・フィノ)」の国内販売を開始した。さまざまな患者に対応する他、術者の負担を軽減するため操作性に配慮し、低侵襲治療のための各種機能を備えている。

 3D画像撮影機能「syngo DynaCT」は、画像処理機能を強化して少ない造影剤でも3D画像を生成可能にした。造影剤に過敏な患者に対しても四肢のCO2造影ができる。テーブルを傾斜させた場合でも、新機能の「StructureScout」によりCO2造影画像を鮮明に描出できる。

 Cアームは内径を13cm拡張し、体格の大きい患者でも十分な作業スペースを確保できる。専用の4方向傾斜機能付テーブルは耐荷重280kg。アイソセンター可変機構「FIS」により、患者がどのようなポジションでも柔軟な透視・撮影が可能だ。

 4方向傾斜機能付テーブルには、いずれの軸方向に傾いてもスムーズに移動するテーブルトップを搭載した。常にテーブルポジションを認識する機能により、Cアームを自動的にテーブル位置に合わせることができる。こうした機能により、術者の負担軽減を図った。

 また、高感度の「zen40HDR」ディテクタと「GIGALIX」X線管が搭載され、低被ばくで高精細・高画質の画像を描出できる。新たな2K技術により、2D画像分解能は4倍に向上した。

 ARTIS phenoは、高齢化に伴い増加する複数疾患を抱える患者などに対応。患者一人一人の容体に応じた低侵襲治療を意識して開発した。さらに院内感染対策として、手術室での使用を前提とした独自の衛生管理手法を用いて設計したとうたっている。

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