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» 2017年04月28日 14時00分 UPDATE

CAD事例:18カ月でカタマランの設計/開発/最適化を可能にしたソリューション

仏Dassault Systèmesは、国際ヨットレースに出るフランスのGroupama Team Franceが同社の3DEXPERIENCEプラットフォーム「デザイン・フォー・シー」を採用したことを発表。カタマランの設計/開発/最適化を18カ月で実現した。

[MONOist]

 仏Dassault Systèmesは2017年4月4日(現地時間)、国際ヨットレースの「第35回アメリカズカップ」に出場する仏Groupama Team France(Groupama)が、同社のインダストリー・ソリューション・エクスペリエンス「デザイン・フォー・シー」を採用したことを発表した。これにより、競技要件と日程上の制約を満たしながら、効率的なカタマラン(双胴船)の設計/開発/最適化を可能にした。

 デザイン・フォー・シーは、同社の3DEXPERIENCEプラットフォームを基盤としており、3D CADアプリケーション「SOLIDWORKS」のデータをシームレスに取り込める。Groupamaは従来よりSOLIDWORKSを使用しており、カタマランのブリッジ設計や制御システム全体の設計に各パーツを組み込む作業に活用している。

 今回、デザイン・フォー・シーの採用により、カタマランの建造開始前に、重量/性能/安定性/強度/安全性などをバーチャルに設計/シミュレーション/最適化できるようになった。Groupamaは、データの一元化とアプリケーションの完全統合を行った2015年10月以降、挑戦艇の開発が効率化され、チーム内や外部パートナーとの情報交換がより活発になったという。

 第35回アメリカズカップの第1戦は、2017年5月26日に開催予定。Groupamaはカタマランの設計/建造/テストを18カ月以内に完了させる必要があった。挑戦艇は、ハル/ウイング/横式構造や使用する材料の数量など全ての規定に準拠しなければならず、全長は15m以下と制限されている。さらに、水上でのテスト走航は2016年12月26日以降と定められるなど、競技要件や日程上の制約を満たしつつ、軽量かつ高性能の競技用カタマランを設計/検証する必要があった。

photo 「デザイン・フォー・シー」のイメージ

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