ミドル層の職務経歴書――「改善すべき点がある人が多い」が54%キャリアニュース

転職求人サイト「ミドルの転職」が、ミドル層の「職務経歴書・履歴書のポイント」に関する調査結果を発表。ミドル層の職務経歴書や履歴書に対し、転職コンサルタントの54%が「改善すべき点がある人が多い」と回答した。

» 2017年05月26日 15時00分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する転職求人サイト「ミドルの転職」は、2017年4月28日、ミドル層の「職務経歴書・履歴書のポイント」に関するアンケート調査結果を発表した。

 調査対象は、同サイトを利用している転職コンサルタント。そのうち119人が回答を寄せた。彼らが普段目にしているミドル層の職務経歴書や履歴書に対する印象を尋ねたところ、「どちらかと言うと、改善すべき点がある人が多い」(41%)を含めて、54%が「改善すべき点がある人が多い」と回答した。

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やってしまいがちな失敗は「情報を盛り込みすぎている」

 ミドル層が職務経歴書や履歴書を作成する際にやってしまいがちな失敗は、「情報を盛り込みすぎている」(61%)が最も多かった。2位は「専門性やできることが曖昧」(49%)、3位は「レイアウトが見づらい」(47%)だった。

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 具体的な失敗例として、「職務経歴書が膨大な量になり、読みにくく逆効果」「経験した職務内容が端的にまとめられ過ぎていて、どんなスキルがあるか読み取りにくい」などのコメントが寄せられた。失敗例に対する対策には、複数の応募先に提出できるような抽象的な内容ではなく、応募する企業に合わせて書類を作成することや、応募する職種/業界に特化した経歴を具体的に書き、企業の求める人材に近いことをアピールできる職務経歴書が望ましい、などが挙がっている。

 最後に、企業が応募書類で重視するポイントを尋ねた。その結果、「具体的な仕事内容・職務内容」(87%)が最も多かった。即戦力になれるかを判断するため、これまでの職務内容を具体的に知りたいようだ。次が「専門スキル・知識や経験(何ができるのか) 」(70%)。3位は「転職理由」(56%)で、転職を繰り返している場合は転職理由に一貫性があるか(長期就業が期待できるか)も重視されている。

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