製造業でセールス/マーケティング職のプロを積極的に採用キャリアニュース

外資系人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンが、採用動向レポートを公開。製造業で、専門知識と英語力を持つセールス/マーケティング職のプロフェッショナルを積極的に採用している。

» 2017年08月22日 09時00分 公開
[MONOist]

 外資系人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは2017年8月4日、採用動向レポート「インサイドストーリー」のセールス&マーケティング編を公開した。

 同レポートによると、専門知識と英語力を持ち、業界に精通した若いセールス/マーケティング職のプロフェッショナルに関して、需要が高まっているという。背景として、セールス/マーケティング職では、若手のバイリンガル人材が不足しており、加えて、しっかりした専門知識とビジネス英語を通じて魅力的なプレゼンテーションができる人材の数が極めて限られることが挙げられる。

 特に製造業(自動車メーカー、輸入自動車販売、化学品サプライヤー/メーカー、機械材料/製造、半導体、電気機械、エネルギー関連など)で、積極的にセールス/マーケティング職のプロフェッショナルを採用している。

求められるのはオールラウンダー、英語力は必須

 日本企業は、十分な実務経験を持ち、イノベーション志向の強い30代を求める傾向が強い。マネージャークラスでは、欧米の地域本部や本社と直接やりとりする必要があることから、必須項目として英語力が挙げられている。自動車業界の場合、サプライヤーや部品輸入会社の中堅/上級管理職でも英語力が求められる。

 化学、材料、製造の分野では、化学工学系のバックグラウンドと8〜10年程度の実務経験を持つ、ビジネスに精通したセールスエンジニアの需要が拡大している。

 また、各企業は製品のプロモーションに生かそうとFacebookやLinkedinといったデジタルプラットフォームへの投資を強化している。そのため、PRやイベント管理のプロフェッショナルに加え、デジタルマーケターやWebマネージャーの需要も増えている。Webの実践的な知識やスキルを持ったデジタルマーケター、イベントの企画から運営までこなすPR担当など、マルチスキルを持ったオールラウンダーが好まれる傾向が強い。

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