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» 2017年09月04日 13時00分 公開

3Dモノづくり:3D非破壊検査を航空宇宙産業に拡大、主要航空機メーカーと提携

Creaformは、3D技術による非破壊検査(NDT)を航空宇宙産業に拡大する。航空機部品の不具合について、従来の方法では判断が難しかった外表面マッピングの評価が、3Dスキャンによって可能になる。2017年10月に航空宇宙業界に特化したアプリケーションを発売する。

[MONOist]

 カナダのCreaformは3D技術による非破壊検査(NDT)を航空宇宙産業に拡大する。2017年10月に航空宇宙業界に特化したアプリケーションを発売予定だ。

 同社のNDTソリューションは、石油/ガス業界のパイプラインを非破壊検査するソリューションとして活用されている。ポータブル3Dスキャナー「HandySCAN 3D」と表面検査ソフトウェア「Pipecheck NDTソフトウェア」で構成され、双方の該当データを自動的に関連付けることで、パイプラインの不具合を現場で測定/検出/特性評価する。

 航空宇宙産業では現在、予知保全の観点から、部品の不具合から生じる影響について安全かつ迅速に判断する方法が求められている。3Dスキャンは、機体や翼への雹(ひょう)害、バードストライク、落雷被害による航空機部品の不具合について、従来の方法では判断が難しかった外表面マッピングの評価が可能。そのため同社のNDTソリューションを検査ツールと併用することで、測定レベルによる差異が減り、報告書の作成期間も短縮するとしている。

 航空宇宙産業への適用拡大に当たり、主要航空機メーカーと提携し、NDTソリューションのβテストを実施している。

 同社は同年3月、エアバス技術装置マニュアル(TEM)に、HandySCAN 3Dメトロロジーグレード(寸法検査レベル)レーザースキャナーが認定製品として掲載されると発表。今後、NDTソリューションを航空宇宙産業に拡大することで、航空会社や修理、オーバーホールサービス企業の経費削減とダウンタイム短縮に貢献し、航空機の安全性評価の効率化を目指すとしている。

photo 「HandySCAN 3D」による、雹(ひょう)害評価ソリューション

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