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» 2017年09月06日 09時00分 公開

製造ITニュース:生産現場と業務システムをつなぐIoTプラットフォームを提供開始

TISは、工場や倉庫内の設備機器、センサーなどからデータを収集・分析し、異常の早期発見や稼働状況確認コストの削減に貢献するIoTプラットフォームを2017年9月から提供開始する。

[MONOist]

 TISは2017年8月22日、工場や倉庫内の設備機器、センサーなどからデータを収集/分析し、異常の早期発見や稼働状況確認コストの削減に貢献するIoT(モノのインターネット)プラットフォーム「MONOweb(ものウェブ)」を同年9月から提供開始すると発表した。センサーを用いて設備保全や生産状況の把握に役立てたい製造業の企業や、提供した設備機器のアフターサービスで稼働状況を把握したいメーカーなどに向けて展開していく。

 MONOwebは、製造業において生産設備機械など現場のシステムと、生産や経営などの業務システムとをつなぐIoTプラットフォーム。IoTを活用したデータ収集/蓄積/分析をする、「MONOweb Factory+」「MONOweb Sensor+」「MONOweb Device+」「MONOweb Find+」「MONOweb Work+」の5つのメニューで構成される。

 MONOweb Factory+は、顧客の状況に合わせて、生産設備のセンサーデータによる稼働監視から生産システムと経営システムの連携まで、工場に関するシステムに必要な機能を構築する。データの収集/蓄積を求める企業を対象にした「Entryモデル」、生産設備システムと既存の業務システムを連携させたい企業を対象にした「Standardモデル」、センサーデータと基幹システムとを連携させたい企業を対象とする「Enterpriseモデル」の3モデルが用意されている。

 MONOweb Sensor+は、センサー群の実装に特化したサービス。配線や電池を必要としない無線通信規格「EnOcean」対応のセンサーを工場設備に取り付け、IoTゲートウェイ経由で情報を蓄積し、異常発生時の変調を可視化するクラウドサービスとして提供する。

 MONOweb Device+では、IoTゲートウェイで管理するソフトウェアや設計工程の成果物、業務改善のためのデータ連携を支援する。そのうち「ファームウェア配信サービス」は、IoTエージェントを組み込んだ機器内のソフトウェアを管理し、遠隔でソフトウェアなどの更新が行える。「設計図面管理」は、自社の管理サーバ上にある設計画面をオンラインやオフラインのモバイル端末内で参照できる。「IoT SDK」は、デバイスと構築済みのデータベースとの間で、直接双方向のデータ連携を可能にする。

 MONOweb Find+は、エッジコンピューティングで収集したデータを理解しやすいユーザーインタフェースで可視化し、ダッシュボード形式で提供。また、MONOweb Work+は、定型業務を自動化するツールを提供するなど、製造業の現場をはじめ、生産システムや経営システムに関わるさまざまな業務の無駄を削減する。

 大手製造業を中心にIoTの活用が進む中、工場では人間が介在する保全業務や機械設備の稼働状況を収集/分析し、一時的な停止などの予防にITを活用するニーズが高まっている。同社は、今回のサービスに先行して、大手製造業の工場設備の保全業務を支援する「工場保全向けIoTシステム」を構築している。今後、AI(人工知能)や機械学習を活用したデータ分析などの領域にもMONOwebのメニューを拡充していく。

photo 「MONOweb」の全体構成イメージ

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