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» 2017年09月08日 07時00分 公開

FAニュース:電圧を自動で切り替える36V電池搭載のコードレス工具

日立工機は、小型軽量の36Vリチウムイオン電池「マルチボルト」を搭載した、コードレス工具のマルチボルトシリーズ5機種を発売した。同電池は18V対応のコードレス工具と互換性があり、装着するだけで自動的に36V/18V電圧を切り替えられる。

[MONOist]

 日立工機は2017年8月24日、小型軽量の36Vリチウムイオン電池「マルチボルト蓄電池 BSL 36A18 形」(マルチボルト)を搭載した、コードレス工具のマルチボルトシリーズ5機種を発売した。

 マルチボルトは、同社18Vリチウムイオン蓄電池と同等のコンパクトサイズ、質量ながら、1kWクラスの出力が可能だ。同社従来製品の18V対応コードレス工具と互換性がある。新技術により、同電池を装着するだけで自動的に36V/18V電圧を切り替えられる。

 今回発売された工具は以下の5機種。「コードレス丸のこ(C 3606DA 形)」は、同社18V製品と比較して約2倍の切断スピードを備える。高効率のブラシレスモーターにより、高負荷時の粘りが同社18V製品比で約2倍に向上した。また、サイレントモードを搭載し、低騒音化とモーター効率の向上を両立。希望小売価格は8万1000円(税別、以下同)となっている。

 「コードレス卓上スライド丸のこ(C 3606DRA 形)」 は、高効率のブラシレスモーターと高出力のマルチボルトにより、モーター負荷が大きくても安定した回転を保持する。スライドパイプが後方に飛び出さないスライド構造で、狭い現場や壁際でもワイドに切断できる。希望小売価格は12万4500円だ。

 「コードレスディスクグラインダ(G 3610DA 形/G 3613DA 形)」は、従来の18V製品では困難だった高負荷作業の効率を高め、AC100V製品と同等の切断スピードを可能にした。過負荷作業時でも砥石が止まりにくいモーターと制御技術を採用。用途に応じて回転数を3000〜1万min-1の間で無段階に変速できる。また、負荷に応じて自動で低速/高速に切り替わるオートモードを備える。ブレーキ付きで、キックバック軽減システム、ソフトスタート、再起動防止機能を搭載し、防塵・防滴構造を採用した。希望小売価格はG 3610DA形が5万7600円、G 3613DA形が6万600円。

 「コードレスインパクトドライバ(WH 36DA 形)」は、36Vに高電圧化することで、ねじ締めスピードの向上とモーターの温度上昇抑制を可能にした。ねじ締めスピードは約10%向上し、電池容量が減っても締め付けスピードが落ちにくい。また、モーターの温度上昇を抑えることで、連続作業しても止まりにくいため、太く長いねじ締め作業ができる。希望小売価格は6万8600円となる。同社は、マルチボルトシリーズのラインアップを順次拡充していく。同年9月に2機種、同年10月に4機種の発売を予定している。

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