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» 2017年09月11日 08時00分 公開

製造業IoT:農作物の品質や収穫量、収益性を向上させる農作物監視ソリューションを提供

Analog Devicesは、米国ニューハンプシャー州の高校や地元農家に対して、21世紀型農業技術の教育を行う取り組みを発表した。IoTを活用した農作物監視ソリューションの試作版を提供する。

[MONOist]
Farm to Fork(農場から食卓まで)

 Analog Devices(ADI)は2017年8月23日、The Cornucopia Project、ripe.ioと協力し、アメリカのニューハンプシャー州の高校や地元農家に21世紀型農業技術の教育を行うことを発表した。

 この取り組みは、学生向けにガーデニングや農業を学ぶプログラムを提供する非営利団体のThe Cornucopia Projectと共同し、ADIとripe.ioが資金と技術トレーニングを提供して実施される。IoT(モノのインターネット)やブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用して、作物の生育状況や「Farm to Fork(農場から食卓まで)」の生産活動を追跡する技術の習得を支援し、品質や収穫量、収益性の向上につなげる。

 この活動でADIは、農家が散水量や施肥の量とタイミング、害虫対策、収穫時期などを判断するための環境要因を計測可能な農作物監視ソリューションの試作版を提供する。センサーからクラウドまでをカバーし、ほぼリアルタイムでモニタリングした情報を蓄積。農家はこれに基づいて、より適切な判断を下すことができる。また、24時間行われる測定と近赤外(NIR)小型分光器を組み合わせ、これまでの農場環境では実現できなかった食品の非破壊品質分析を行う。

 またripe.ioは、ブロックチェーン技術を活用し、農作物の栽培/流通/保存状況などのデータをまとめ、生鮮食品のサプライチェーン全体のモデル化を目指している。増加するリストの履歴を維持できるブロックチェーン技術の活用により、種から消費者の食卓まで農作物のライフサイクル全体を追跡し、農業サプライチェーンに透明性と説明責任をもたらすことができる。今回の活動では、ブロックチェーン技術を導入して、農家や業者から流通、小売、食品サービス、最終消費者に届くまでのサプライチェーンをオープンにする取り組みを行う。

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