最大リーチ2010mm、可搬質量12kgの多用途適用型ロボットFAニュース

安川電機は、多用途適用型ロボット「GP」シリーズの新製品「MOTOMAN-GP25-12」を発表した。従来機のロングリーチタイプで、最大リーチが1730mmから2010mmに伸長。可搬質量は12kgだ。

» 2017年09月19日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2017年9月4日、多用途適用型ロボット「GP」シリーズの新製品「MOTOMAN-GP25-12」を発表した。価格はオープンで、同年9月21日より販売を開始する。

 従来機「MOTOMAN-GP25」のロングリーチタイプで、最大リーチが1730mmから2010mmに伸長した。可搬質量は12kg。動作範囲の拡大により、部品の搬送や組み立て、シーリング、ロードアンロード、研磨、アーク溶接などの自動化において、動作範囲の拡大が期待される。また、世界各地で異なる電圧や安全規格にも対応可能なコントローラー「YRC1000」と組み合わせることで、ロボットの性能を最大限に引き出せる。

 アームは、センサーケーブルやエアー配管をアーム内に収納可能な中空アームとスリムアームを採用。周辺設備とのケーブル干渉を気にせず、省スペースでの設置が可能だ。また、従来の最高速度制限をなくし、加減速制御を改善してロボットの姿勢に関係なく限界まで加減速時間を短縮している。

 さらに、軌跡誤差の最小化や、丸みを帯びた耐環境デザイン、ロボット旋回軸上部のケーブル出口部の密閉構造、セットアップ時間の短縮と省配線、エラー箇所の特定の容易化など、機能性やメンテナンス性を高めている。

photo 「MOTOMAN-GP25-12」と「YRC1000」コントローラー

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