フルカラー3Dプリンタの10年〜「粉っぽい」からの卒業〜メカ設計メルマガ 編集後記

この10年間で、フルカラー3Dプリンタの市場が大きく変わってきました。

» 2017年09月26日 12時00分 公開
[小林由美MONOist]

 この記事は、2017年9月26日発行の「メカ設計 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


フルカラー3Dプリンタの10年〜「粉っぽい」からの卒業〜

 MONOistが開設した2007年当時、フルカラー3Dプリンタといえば、石こう粉末を造形する「Z printer」シリーズの一択でした。価格は「Spectrum Z510」という機種が1180万円。2008年6月には798万円に値下げしていました。

いまの3次元モデル活用はSTLが鍵だ(2ページ目)

 その後、Z printer開発元のZが2012年に米3D Systemsに買収され、やがて両社の技術が合わさってプラスチックのフルカラー造形が可能になりました。フルカラー造形と言えば「粉っぽい」という常識が変わった瞬間です。

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