CEATEC JAPAN 2017
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» 2017年10月04日 07時00分 公開

CEATEC2017:現場志向のIoT基盤「FIELD system」が運用開始、稼働監視などを年間100万円で (1/2)

ファナックとシスコシステムズ、ロックウェル オートメーション ジャパン、Preferred Networks、NTTグループ3社は、2016年4月に開発に着手した製造現場向けのIoTプラットフォーム「FIELD system」の国内サービスを開始した。

[三島一孝,MONOist]

 ファナックとシスコシステムズ(以下、シスコ)、ロックウェル オートメーション ジャパン(以下、ロックウェル)、Preferred Networks(以下、PFN)、NTTグループ3社は2017年10月3日、開催中の「CEATEC JAPAN 2017」(2017年10月3〜6日、千葉県・幕張メッセ)会場で、2016年4月に開発に着手した製造現場向けのIoTプラットフォーム「FIELD system(FANUC Intelligent Edge Link & Drive system)」の国内サービスを、同年10月2日に開始したと発表した。

エッジヘビーの製造IoT基盤

 「FIELD system」は2016年4月にファナックとシスコ、ロックウェル、PFNの4社で協力して開発を進めることを発表(※1)。その後、2016年7月にNTT、NTTコミュニケーションズ、NTTデータというNTTグループ3社が基盤開発に加わり、7社を主要メンバーとして開発を進めてきた。

(※1)関連記事:製造業IoTに新たなデファクト誕生か、ファナックらが人工知能搭載の情報基盤開発へ

photo ファナック 代表取締役会長 兼 CEOの稲葉善治氏

 「FIELD system」の運用開始は当初は2017年4月の予定だったが「オープンなIoT基盤の開発は誰も取り組んだことのない領域であり、システム基盤としての開発もセキュリティ面などから難しい点が存在した。さらに運営を進める上で必要となるアプリストアの準備やコールセンターなどサポート体制の構築などに想定以上の準備が必要となり、約半年遅らせて2017年10月2日の開始となった」とファナック 代表取締役会長 兼 CEOの稲葉善治氏は述べている。

 同システムの特徴は製造現場に向けたIoT基盤として訴求し「エッジヘビー(現場重視)」を掲げている点である。現場におけるCNC(Computerized Numerical Control)や産業用ロボット、各種センサーなどにおける異種環境のデータを集積し、データの整理を行い、一定の分析および制御を実現することが可能となる。データの集積箇所については、多くの情報を収納でき大規模な演算を行えるクラウド領域と、現場情報となるエッジの中間である「Fog」領域を中心として位置付けている。

 稲葉氏は「クラウドとの連携を前提にはしているが、現場に張り付いたシステムであり高速性やリアルタイム性が要求される領域はエッジで対応する。また、現場の情報を外部に出したくないというニーズは製造業の中には多くオンプレミス環境が中心だと考えている」とシステム構成について述べている。

photo 「FIELD system」の概要図(クリックで拡大)出典:ファナック

 また、パートナー企業数については2016年8月に初のパートナーイベントを開催した時には約200社だった(※2)が、現在は400社前後まで拡大しているという。

(※2)関連記事:ファナックのスマート工場パートナーに200社以上が参加、デファクト形成へ加速

 稲葉氏は「自律的なスマート工場を実現するためにはさまざまなアプリケーションやシステムインテグレーションが必要になる。そのためにはパートナーが重要になる。アプリやシステム運用など、地域やサービスなどの合わせて、パートナーを増やしていき、システム提案を進めていきたい」と述べている。

photo 「FIELD system」のパートナーの位置付け(クリックで拡大)出典:ファナック
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