20代が仕事に求めること――1位は「プライベートを大切に働けること」キャリアニュース

20代の男女を対象とした「仕事の価値観」についてのアンケート調査結果を総合求人・転職支援サービス「エン転職」が発表。仕事に求めることの1位は「プライベートを大切に働けること」で、59%が回答した。

» 2017年10月10日 10時15分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する総合求人/転職支援サービス「エン転職」は2017年9月29日、「仕事の価値観」についてのアンケート調査結果を発表した。

 同調査は、エン転職を利用する20代の男女を対象とし、2287人から回答を得た。

 まず、仕事に求めることを尋ねたところ、「プライベートを大切に働けること」(59%)が最も多かった。その理由として「仕事漬けでプライベートを寝て過ごすと、働くこと自体が苦痛になる」「仕事だけの人生は送りたくない」「プライベートな時間が確保されてリフレッシュできるからこそ、また仕事を頑張ろうと思える」などが挙がった。次いで「人間関係の良い職場環境で働くこと」(55%)、「自分らしい生活ができること」(40%)という結果だった。なお、これらの回答は、男女別ではいずれも女性のポイントが高かった。

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仕事でやりがいを感じることは「スキルアップや自分の成長」

 仕事をする上でやりがいを感じることは、「スキルアップや自分の成長を実感すること」が全体で53%と最多。男女別でも、それぞれこの回答がトップとなった。男女で差が見られたのは、「自分の提供した仕事に対して顧客が満足すること」(女性44%、男性は33%)、「尊敬できる上司や先輩と仕事をすること」(女性34%、男性25%)。男性は「昇給・昇進すること」のポイントが高かった(36%。女性は31%)。

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 次に、自分自身が成長する仕事について、考えが近いものを回答してもらったところ、「業務量や労働時間が増えてもチャレンジしたい」が全体26%、男性34%、女性20%、「業務量や労働時間に無理がない範囲で取り組みたい」は全体74%、男性66%、女性80%という結果になった。

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 自分自身が成長する仕事であれば「業務量や労働時間が増えてもチャレンジしたい」と回答した人に、その理由を尋ねた。その結果「自分のスキルアップのため」(59%)が最も多かった。次いで「やりがいのある仕事にチャレンジしたいため」(58%)、「やるからには成果を出したいから」(47%)。男女別に見ると、男性の順位は全体と変わらなかった。女性の1位は「やりがいのある仕事にチャレンジしたいため」で66%と突出している。

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 自分自身が成長する仕事について「業務量や労働時間に無理のない範囲で取り組みたい」と回答した人に、その理由を尋ねた。1位は「自分自身の時間を大切にしたいため」(67%)。2位は「ストレスが少なく健康な生活を送りたいため」(66%)、3位は「家族や友人などと過ごす時間を増やすため」(53%)だった。

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