アイウェア向け3Dプリンティングで開発期間を1年以上削減3Dプリンタニュース

米Stratasysは、アイウェア向けの新たな3Dプリンティングソリューション「VeroFlexラピッドプロトタイピング・アイウェア・ソリューション」を発売した。アイウェアフレーム製品開発期間の大幅な短縮に貢献する。

» 2017年10月12日 13時00分 公開
[MONOist]

 米Stratasysは2017年9月、アイウェア向けの新たな3Dプリンティングソリューション「VeroFlex(ヴェロ・フレックス)ラピッドプロトタイピング・アイウェア・ソリューション」を発売した。製品化にかかる期間を従来の15カ月から8週間に短縮できるという。

 アイウェアの試作品を迅速に製作する新造形材「VeroFlex」と、マルチカラー/マテリアル対応の3Dプリンタ「Stratasys J750」を組み合わせた。

 VeroFlexで3Dプリントされたモデルは、落下試験/レンズの取り付け/負荷試験/耐摩耗性試験などの一般的な測定評価に対応し、機能試験においても有効だ。デザイン検証面では、6色のマテリアルを組み合わせる他、木目/皮革/ステッチ/骨/カーボンファイバーなどの質感や画像をシミュレートできる。無地/不透明/透明のさまざまな色合いを創出して混ぜ合わせることも可能だ。

 アイウェイメーカーが試作品を製作する際、コンセプトのイテレーション段階から、マルチカラーと質感の双方を備えた先進的なモデル、性能試験に活用できる高精度な機能モデルの製作まで、剛性と柔軟性を組み合わせた独特な物性が要求される。また、アイウェアデザイナーは、生産前の社内試験にも対応可能な効率的なプロセスと耐久性/柔軟性を兼ね備えた素材を必要としていた。

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