ニュース
» 2017年10月16日 09時00分 公開

製造IT導入事例:トヨタ工場に無人搬送車自動位置検出ソリューション導入

日立ソリューションズは、同社の「GeoMation 屋内位置把握ソリューション」をトヨタ自動車の元町工場に導入した。異常停止した無人搬送車をモニターで確認でき、復旧作業の工数を50%削減した。

[MONOist]

 日立ソリューションズは2017年9月20日、同社の「GeoMation 屋内位置把握ソリューション」をトヨタ自動車の元町工場(愛知県豊田市)に導入し、同年4月より稼働開始したことを発表した。

 同ソリューションは、工場内の無人搬送車の位置を検出して大型モニター上に表示し、無人搬送車が異常停止すると色と音で警告を出す。電波を発信するIoT(モノのインターネット)タグと、電波を受信するIoTルーターを無人搬送車およびその移動経路に設置することで位置を検知する。

 導入後は、異常停止した無人搬送車の位置をモニターで確認して速やかに復旧作業が可能になり、復旧作業の工数を50%削減できた。また、停止中の代替作業も不要となり、工程遅延リスクが低減。稼働後でも、異常検出条件の変更や工場内のレイアウト変更に伴う機器配置変更に対応できる。

 トヨタ自動車元町工場で車軸ユニットを製造する機械部では、各工程間の部品運搬に無人搬送車を導入している。これまで、作業員の見えない箇所での渋滞や脱線が発生した場合、速やかに発見できず、停止した無人搬送車の復旧作業や停止中の人手による運搬作業の工数増加が課題となっていた。

 トヨタ自動車では今後、同ソリューションで得られたログ情報を解析し、より効率の良い搬送ルートを検討していくという。

photo トヨタ自動車元町工場における利用イメージ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.