未経験からデータサイエンティストを育成するプログラムを提供キャリアニュース

パーソルキャリアは、未経験からのデータサイエンティスト育成プログラム「Data Ship(データシップ)」の提供を開始した。新卒、第二新卒などの若手層に、データサイエンスを学ぶ機会、企業での実務体験を提供する。

» 2017年11月07日 13時00分 公開
[MONOist]

 パーソルキャリアは2017年10月23日、未経験からのデータサイエンティスト育成プログラム「Data Ship(データシップ、Data Scienteist Hatching Internship Program)」の提供を開始した。

 データサイエンスは、内容や形式の異なる大量のデータを分析することで、情報の性質や法則、関連性などを導き出す学問だ。Data Shipでは、このデータサイエンスを育成プログラムで体験してもらう。

 新卒、第二新卒などの若手層を対象に、工学や理学をはじめ、経済学、文学、法学、保健学などを専攻してきた学生や若手社会人にデータサイエンスを学ぶ機会、企業での実務体験を提供。未経験からデータサイエンティストを育成する。

受講生募集概要

 受講期間は約6カ月。受講料は無料で、定員100人を予定している。定員以上の応募があった場合は、選考により受講生を決定する。

 募集対象はデータを使ったビジネス創造に興味がある、2018年〜2019年に卒業予定の大学生、大学院生、高専生、専門学生および卒業後3年以内の社会人。データサイエンスの知識の有無は問わない。応募条件である説明会への参加は、Data Ship公式ホームページで予約を受け付ける。

 データサイエンスは現在、あらゆる企業が強く求めているスキルで、データは企業にとって重要なビジネスリソースの一つになっている。しかし、ビッグデータ活用のための分析をするデータサイエンティストは、その人材不足が世界規模で深刻化しており、大きな課題になっている。

 経済産業省が2016年に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、データサイエンティストをはじめとした最先端IT人材は、2016年の時点で1万5000人以上不足していたことが分かっている。今後はさらに人材難が進み、特に最先端IT人材の獲得競争が激化することが想定されることから、Data Shipにより、こうした状況を打破する。

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