電源投入状態のまま制御方法の切り替えが可能なACサーボドライブFAニュース

安川電機は、ACサーボドライブ「Σ-7」シリーズの新ラインアップ「FT63仕様」を発売した。電源を投入している状態のまま、セミクローズ制御、フルクローズ制御の切り替えが可能だ。

» 2017年11月10日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2017年10月16日、ACサーボドライブ「Σ-7(シグマ・セブン)」シリーズの新ラインアップ「FT63仕様」を発売した。切断機やレベラフィーダ、搬送機械などでの用途を見込む。価格はオープン。

 FT63仕様は、電源を投入した状態のまま、エンコーダーフィードバックのセミクローズ制御、フルクローズ制御の切り替えが行える。制御の切り替え用ハードウェアなどが不要になるため、システム構成のコンパクト化や上位コントローラーのアプリケーションプログラムの簡略化が可能になる。

 ACサーボドライブの制御方法には、サーボモータの内蔵エンコーダーからフィードバックするセミクローズ制御と、外部エンコーダーからフィードバックするフルクローズ制御がある。より精度が求められる装置では、一般的にワークの近くにエンコーダーを設置するフルクローズ制御が適用される。従来は制御の切り替えのために、サーボパックの電源を一度切って再投入を行うか、外部に制御切り替え用のハードウェアを設置する必要があった。

photo 「??-7SシリーズFT63仕様」 出典:安川電機
photo 「??-7SシリーズFT63仕様」を使った切断機の装置例(クリックで拡大) 出典:安川電機

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