長時間の無人加工に対応する生産性追求型並行2スピンドルCNC旋盤FAニュース

オークマは、自動車部品などの量産加工において生産性を追求した並行2スピンドルCNC旋盤「2SP-2500H」を開発した。2台の旋盤を1台に統合し、ワークの表裏を連続で加工できる。

» 2017年11月14日 07時00分 公開
[MONOist]

 オークマは2017年10月11日、自動車部品などの量産加工において、生産性を追求した並行2スピンドルCNC旋盤「2SP-2500H」を開発したと発表した。2台の旋盤を1台に統合し、加工物を搬送するローダを標準で搭載。ワークの表裏を連続で加工できる。

 従来機より高速かつ高精度な加工能力と、高速化したローダが工程を集約し、ラインタクトタイムを最短化する。また、サーモフレンドリーコンセプトの採用により、安定した加工精度を可能にした。他に、スベリガイドの中心線上に主軸台、刃物台を配置した機械構造、工具寿命を予測して刃先折損を予防する工具寿命予測機能を備え、長時間の無人加工に対応する。

 機械幅は2200mmながら高い面積生産性を持つ。自動車部品を中心とした最大Φ250mm(特別仕様)の部品加工に対応し、高度な生産性と信頼性を追求したスマートマシンとして、量産部品加工の生産革新を目指す。

photo 並行2スピンドルCNC旋盤「2SP-2500H」 出典:オークマ

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