医療機器メーカー向け製品管理ソリューション、米企業が導入製造IT導入事例

米PTCは、米Terumo BCTがPTCの製品管理ソリューション「Windchill Quality Management」を採用したと発表した。医療機器メーカー向けの設定が事前に組み込まれており、品質管理の標準化や規制に関わる間接費の低減、情報共有が可能になる。

» 2017年11月21日 09時00分 公開
[MONOist]

 米PTCは2017年10月10日、米Terumo BCTが、PTCの製品管理ソリューション「Windchill Quality Management」を採用したと発表した。

 Terumo BCTは、血液成分やアフェレシス(血液浄化)治療、細胞処理などの医療技術を提供する世界的企業だ。今回、Windchillの品質管理システムや文書管理機能の性能の高さを評価し、Windchill Quality Managementを採用した。同ソリューションの導入により、同社は顧客の苦情内容を審査して優先順位を判断し、品質問題に関わる社外情報源を正確に管理できるようになる。

 医療機器メーカーは、アメリカ食品医薬品局のCfQ(Case for Quality)に関する取り組みに対応するため、設計や文書、不適合および苦情の管理、是正や予防の措置などを、最善の方法で実行できるシステムを求めている。Windchill Quality Managementには、医療機器メーカー向けの設定が事前に組み込まれており、品質管理の標準化やさまざまな規制に関わる間接費の低減、情報の共有が可能になる。

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